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アプリックス邸訪問記

IASJ参戦その2の更新ではなく
追記:その2は止め10/03の記事の後半に追加した(内容はお察し)

今回はアプリックスさんのお宅に訪問した際の感想についてである
単に更新が面倒になった訳では(ry

ファイル 2015-10-06 20 41 32


一回目の訪問は今年の春先だった気がする
二回目となる今回は昼過ぎにお邪魔した

お部屋に入って気がついたのは機材の配置やルームチューニング材の種類が大きく変わっていたこと

まず、前回と今回の変更点について(及び新規導入されたもの)
ラック: Andante LargoRigid Tower Silence】
       → Finite Elemente Pagode Edition

パワーアンプ下のボード: アンプ付属のスパイク+受け 
       → ステレオサウンド CLAREX(クラレックス)オーディオボード

調音パネル: QRD Diffractal + Base、Abffusor
       ACOUSTIC ADVANCE 特注吸音パネル


次に、機材構成について
スピーカー: Piega CL 120X
パワーアンプ: Goldmund Telos 2500+(モノラル)
ラインプリ: Goldmund Mimesis 24ME
フォノステージ: darTZeel NHB-18 NS
CD/SACDプレイヤー: CH Precision D1+X1(強化電源)
マスタークロック: Antelope Isochrone 10M
アナログプレイヤー: Acoustic Solid Solid Royal
スピーカーボード: ILUNGO GRANDEZZA
ラック: Finite Elemente Pagode Edition

ケーブル類
- Atlas Cables Asimi RCA(CDP→プリ)
- TechDAS Super Linear (プリ→パワー(Digital入力))
- Nordost VALHALLA 2 Speaker Cable

コンセント: JODELICA THE SOUND SOURCEⅡ

前回訪問した際にコンセントについて「何がイイかなぁ」とのことでしたので当方も導入しているジョデリカのTSSⅡをオススメしました(´∀`)

そして今回はお店から比較試聴の為に借りたPhase TechのラインプリのCA1とフォノステージのEA1が導入されていた
両者共、既に生産完了となっているとのこと

ファイル 2015-10-06 20 42 36
(画像:ラック3段めのブロンズの筐体、上がEA1でがCA1)

CH Precision D1とこのプリを繋ぐケーブルはNordost VALHALLA 2 RCAである
24MEとこのプリの比較については後の方で書こうと思う

私はCDとPCによるデータ再生をメインとしているということもあり、まず初めにアナログを聴かせて貰った

1曲目: 福山雅治 「魂リク」(アナログ盤)より『糸』
魂リク
(画像を撮り忘れたためAmazonから引用)

一言: 
音の深みや伝わってくる熱気のようなものを感じた。 
CD版は何度も聴いている。カバーしている曲が素晴らしく、ボーカルの実体感やギターの質感がよく出ていてる。
しかし、アナログ盤を聴いた後だと深みや伝わってくる熱気のようなものが足りない気がする....

私が聴くソースのジャンルはほとんどがアニソンと呼ばれるものである
それをしっているアプリックスさんが次にかけた曲は、
京都アニメーションの代表作の一つでもある
2曲目: 「涼宮ハルヒの憂鬱」より『ハレ晴レユカイ』
ファイル 2015-10-06 20 41 53

一言: 
まさか、この曲がアナログ盤で聴けるとは!
盤が出てきてしまった瞬間私は思わずニヤけてしまった
中低域の安定感とCL120に搭載されている同軸リボンから放たれる抜けの良い高域が非常に心地よく、キツさを感じず楽しく聴くことが出来た

続いてかけられた曲は
80年台に生まれてなくても曲くらいは耳にしたことがあるのではないか?
3曲目: 杏里「アニメ版キャッツ・アイのサウンドトラック」より『CAT'S EYE』
キャッツアイ
(画像を撮り忘れたためfineday.co.jpより引用)

一言: 
現代スピーカ、アンプ、プレイヤーによる再生により分解能、解像度といった要素を活かしつつ、なんとも素晴らしい雰囲気でなっていた。
2曲目のハルヒよりも明らかにハマっている自分がいた(この味わい深さは危険だ

次にかけられた曲は
アプリックスさんが普段聴かれている曲
曲名を聴いて真っ先にあるアニメを思い出した。
それは「四月は君の嘘」である
kimiuso-last.jpg

そしてその曲とは、このアニメ中の演奏曲として流れた
4曲目: 「ヤッシャ・ハイフェッツ」より『ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 クロイツェル第1楽章』
ファイル 2015-10-06 20 42 07

一言:
この曲は上記のアニメのサントラ(CD版)にも収録されており日本人が演奏している
バイオリンをキリッと鳴らす感じはどちらも同じように感じたが出てくる音色や表情は全く別物だと感じた
奏者の特徴をよく感じれる良い体験ができた
どちらの演奏が好きですか?と問われた場合は迷わずハイフェッツというだろう。
これを気に彼の色んな曲を聴いてみたいと思った。

アナログ盤最後を締めくくるのは
5曲目: 山口百恵「THE BEST AGAIN 百恵」より『秋桜』
ファイル 2015-10-06 20 42 20

一言:
終始、彼女の艶のある声にうっとり。
これもまたなんとも素晴らしい雰囲気で鳴っていた
レコードでもSNの良さは感じれるし、CDでは出せない深み、雰囲気は普段CDやデータでしか聴いていない自分にとってはいい経験となった

この他にも色んな盤を聴かせて頂きアナログの良さを間近に体感することが出来た

私が持ってきたソースについてサラッと書いてプリの比較試聴について書こうと思う

まずはじめにかけたのはお店での試聴でもよくかけるこの曲
1曲目: 坂本真綾「少年アリス」より『うちゅうひこうしのうた』
Folder.jpg

一言:
近年の坂本真綾の曲は音圧戦争に参加していると感じるくらいキツくなってしまった
このアルバムは彼女がデビュー当時から菅野よう子のプロデュースの元に作られた最後のアルバムである(一時的に途切れる)
1曲目のうちゅうひこうしのうたはボーカルの質感が自然で彼女の透明感の高い声を優しく耳に届けてくれる
こちらの環境にもよく合っており、非常に美しい余韻と耳を優しく包み込むような質感に終始聴くのに没頭していた
私が聴いた中では上質な美音を体感できる数少ないシステムといえる

続いてかけたのは
ジブリ作品「耳をすませば」のテーマ曲、カントリー・ロードを歌っている本名陽子のアルバム
2曲目: 本名陽子「friends」より『フレンズ』
フレンズ

一言:
このアルバムは彼女が20歳になる前に出されたものだ
少し幼さも残る声と感じながらもこのフレンズという曲は彼女の明るさや誠意いっぱい歌っている感じが聴き取ることが出来る
音が良いかと言われるそこまでなのだが、彼女の歌い方、声質、曲の良さを気に入って私は聴いている
こちらの曲もボーカルに質感がよく出ており、少し大人っぽい感じに聴こえた

続いては間もなく来る冬には再生頻度が増えるこの曲
3曲目: 手嶌葵「Christmas Songs」より『Amazing Grace』
folder1.jpg

一言:
声の出し方や息を吐くときのかすれ方から余韻に至るまで綺麗に出ていた
ただし、アプリックスさんが聴く限り音の響き方(声の響き方)に違和感を感じたという。(どこか嘘っぽい感じ)
確かにマスキングされたような音の響き方がすると私も感じた
彼女の声質自体が艶感が強くあまり響かない印象なので余韻が綺麗に伸びる環境だと違和感を感じるではないかと思った

続いては最近よく確認用に使っているこの曲
4曲目: アニメTARI TARI「~歌ったり、奏でたり~」より『心の旋律』
61ViRlGyp1L.jpg

一言:
私自身この曲は非常に難しいと思っている
女性三人、男性二人で構成される合唱曲だが、音としてのハーモニーを維持しつつ各パートの時に誰が歌っているのかしっかり判断出来るかどうかが一つのポイントとなる
ただ被らないように分離出来ればいいという訳でなく、定位感をきちんと出しつつ必要なときに分離できていなければならない
こちらで聴いた感想としては男性パートの時に声が被ってしまい一人に聴こえてしまった
システムの分解能は十二分にある上でなぜそうなったのだろうと考えた
良く聴いてみると分離はしっかり出来ているが二人と認識出来るように定位していないのだ
この話は後半に出てくるプリの比較でも触れていく

最後になるが私のリファレンスのうちの一曲である
アニメやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続12話のEDテーマ
5曲目: 由比ヶ浜結衣(CV:東山奈央)「エブリデイワールド」より『エブリデイワールド -Ballade Arrange-Yui Solo Ver.』
エブリデイワールド

一言:
この曲を聴くときに重要視するポイントが2つある低域の制御とボーカルの質感表現である
まず低域の制御についてだが、この曲はゆるやかに量感のある低域が広がる。その時にボーカルを汚さず、膨らみ過ぎないようにゆるやかにフェードアウトさせることが重要となる。次に質感表現についてだが、これは私が思う声優東山奈央が演じる由比ヶ浜結衣というキャラクターの声の質感がどれだけよく出るかがポイントになる。
聴いてみて一つ目においてはまさに私の思って以上の鳴り方で自分のシステムにフィードバックできる所はないかと考えるほど参考になった
二つ目については違和感を感じた。私が思う由比ヶ浜結衣というキャラクター像は素直で明るく落ち着きのないアホの子というイメージである。したがって出てくる音も明るく躍動感を感じれるものだと思っていた。
しかし、出てくる音は非常に上品で落ち着きのある音だった。こちらのシステムではおそらく早見沙織が演じる雪ノ下雪乃が歌うエブリデイワールドがピタリと合うと思った。
普通に聴く文には非常に良い音で鳴っていると思うが、私の中では明確なキャラクター像があり、その子が歌った場合、音楽にどういった表情をさせるのかということまで考えたうえで聴いている。
こちらも後半の方で記述するプリの比較試聴で関係していく


この他にもここには書ききれないくらいいろいろ聴かせて頂いた

この記も後半へと差し掛かってきた
今まで聴いてきたGoldmund Mimesis 24MEは素晴らしいプリだと思う
デジタルプリと言っても色彩感や艶感もよく出るし、非常にSNも高い
プリとパワーの組み合わせではまさに美音の極地とも言える美しい音を奏でてくれるのだ

今回オーディオ店からお借りしているPhase TechのプリアンプのCA1
見た目については冒頭の画像を見てもらいたい
携帯のカメラで撮影してるためあまりその美しさを伝えられないが、第一印象としてブロンズ色でもこういう色合いのものは初めて見たということだ
艶消しされており高級感の他に落ち着きを感じる

さて、肝心の音だが、明るくクッキリはっきりとした音の印象である
(聴く前に本製品の説明は受けずに聴いている)

24meに比べて音のフォーカスがビシっと決まり実体感のある音像が浮かび上がってくる
ここで先程の心の旋律の話に戻るが、このプリアンプで聴くとしっかり分離しつつも男性パート二人をしっかり認識出来るのである

初めのほうで聴いた福山の糸に関してもボーカルの定位感がよくなり、張りがあって歯切れのよいギターを聴くことが出来た

最後に聴いたエブリデイワールドで24meでは声の質感に違和感を覚えたと書いたがこのプリではまさしく私のイメージ通りの鳴り方をしていてこれだ!と思った
明るい音色で張りと躍動感を感じれると音であった

2、3曲聴いたあたりでこのアンプについてアプリックスさんに詳細を尋ねる

私「このアンプはトランジスタのアンプですか?」
ア「これは真空管のプリアンプだね、さらに言うとプリント基板は使わず全て手配線で作られてるんだってね」
私「何も言われなければ真空管って気が付きませんね」
ア「国産メーカでかつ会長さんが相当なオーディオマニアってことで部品や真空管全てが厳密に選定されてるという手の凝ったアンプなんだよ」
私「国産にもまだまだいい製品を出しているメーカがあるのですねぇ....」

というようなやり取りをした
SN、高い純度の音といった石アンプの良さを感じつつも真空管の良さである音の張りや余韻、雰囲気を真空管だけでバランスよく出していることに驚いた

同社のフォノステージについても聴き比べを行ったが、印象としてはアンプと同様のものだった
一通り聴き比べを行った時、違和感を感じるものがあった

それはピアノソロ曲を聴いている時で、鍵盤の響き方、ピアノの胴の鳴り方に違和感を感じた
また、私がよく聴く音圧が高いアニソンに関してはエッジが立って少しキツく感じた。

音の密度や張り、実体感を求めるとなると素晴らしいプリアンプだと感じたCA1だが、オールラウンドまでは行かないと感じた。
そういう意味では24meの奏でる上質な美音はピアノものを聴くにしても、私が聴くソースについても非常に聴きやすく、質を高めて聴かせてくれる

セパレート環境においてプリアンプ選びは非常に難しいと改めて思った

最後に、アプリックスさんが思う己が求める音についてと前回の訪問からどこが良くなったかについて書き、この訪問記の〆とする

彼が長い間オーディオをやってきて見つけた己が求める音とは

「超高域、極低域の再生といった過度なレンジ感を求めるのではない。
楽器の質感がよく出ることと、曲の熱気が伝わってくるような音を出したい。
そのためには写実的、抽象的のどちらかに偏ってはいけない。」


音の方向性が定まった人のシステムはそれだけ説得感の音を出すと思っている
まさにそれをしっかり体現出来ていると感じた

そして、前回に比べて音の曖昧さがなくなり腰の座った安定感のある音へと変わっていた。

常に自分が追い求める音のために惜しまない努力は非常に素晴らしく、同じ趣味をやっている人間として少しでも近道を指し示すお手伝いが出来たらなと思っている

素晴らしい音とお話を伺うことができ大変優位意義な一日を送らせてもらったアプリックスさんに感謝すると共に今後もより良いオーディオライフを続けていけるように願い本訪問記の結びとする。

ファイル 2015-10-06 20 42 52
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次回こそはIASJ参戦その2を更新しなくては....
追記:その2は止め10/03の記事の後半に追加した(内容はお察し)


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