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Shunyata Research Hydra Cyclops V2 導入記

今回導入したものはShunyata Research社のPower Distribution『Hydra Cyclops V2』になります。
6月の上旬にアメリカから輸入しました。

写真 2017-06-08 20 59 08
・Hydra Cyclops V2の外見1(撮影者:ブログ主)

概要に移る前に、Shunyata Research社の紹介をしたいと思います。
logo_2.png
・ロゴ(公式HPより)

シュンヤッタ・リサーチは米国国家安全保障委員会(NSA)の通信関係のエンジニアとして活躍したケーリン・ガブリエルと物理学者テリー・バッジとの共同で1998年に創業され、独自の設計と工法によるケーブル開発で一躍ハイエンドオーディオ界の注目を浴びている。
また、同社のケーブルはマスタリングスタジオでも活躍し中。
ピンクフロイドのメンバー、ディビッドギルモアの評判の高いアストラスタジオで使用されているのをはじめ、匠といわれるミキサーエンジニア、ダグ・サックス、ジェームス・ガスリーらも愛用している。
また、ピンクフロイドの名作『狂気』のSACDリマスターの最終音決め段階でソニーミュージックにおいても多用されているという。
さらに、フィリップス所有のクレストナショナルスタジオでもDVDやCDのマスタリングなどの高品位再生音を求める作業の際にはシュンヤッタ・リサーチのケーブルを独占的に使用している。
このクレストナショナルスタジオは米国でたった一カ所、SACDの製造施設として認定され、高品質な5.1チャンネルマスターシステムで知られているマスタリングスタジオである。
(引用先:ケーブルブランド探訪記(SHUNYATA RESEARCH編その4「Diamondback」)

リンク先にはShunyata Researchケーブルの特徴についても詳細に書かれていますので興味がある方は是非!


【概要】
Power Distributionは以下の3つのシリーズで展開されています。
・Hydara series
・Denali series
・Venom series


Hydraは同社の最上位にあたるReferenceグレードのシリーズです。
その中でもHydra Cyclopsはミニマム構成のものになります。
(V2というのが現行ラインナップ)

Hydra Cyclopsは、Hydra series最上位のTRITON用に開発された技術と材料を使用しています。
主に、高出力のアンプや大型のビデオプロジェクター等の非常に高い電流用に設計されています。
以下の図ではモノラルパワーアンプに供給するような構成図になっています。
cyclops_diagram.jpg


【技術紹介】
以下、公式HPの情報を掲載したものになります。

CCI: Component-to-Component Interference
CCI.jpg
(公式HPより)

従来のパワーコンディショナーは、家外から入ってくるノイズを遮断するように設計されていますが、電子部品自体によって生成されるノイズには対応していません。
実際、多くのコンディショナーは、それに接続されている他のコンポーネントにノイズを戻します。
CCIは、システムの性能を向上させる最も重要部分でありながら見過ごされがちな側面の1つです。
Shunyata Researchは、大きなトランスやコイル、または大きなコンデンサを使用せずにCCI干渉を制御するためのいくつかのノイズ低減の技術を開発しました。

CCC: Computer Controlled Cryogenics
cryo.jpg
(公式HPより)

Shunyata Researchは、独自のオンサイト「Cryogenics International」コンピュータ制御の極低温施設を運用しています。
液体窒素を使用して内容物の温度を華氏-320°F(摂氏-196℃)に下げる。
この時熱衝撃を防ぐために、コンピュータは一度に温度を1度ずつ監視し、低下させます。
このプロセスを使用して、当社の電源製品およびケーブルで使用される線材や導体、コネクタおよび端子の性能を向上させます。

ZPP-DS Distribution Buss:
zpp-ds.jpg
(公式HPより)

ZPP-DS(Zero-Point Power Distribution System )は、
高純度OFE合金101銅で完全に作られたShunyata Researchの独自のパワーバスです。
ZPP-DSは、内部配線や電源コンタクト、配電バスを一点の電気接点に統一します。
これにより、他の製品に見られる多くの端子接続と数珠接続を排除することにより、接点の完全性とDTCDの性能を向上させます。

"Trivial" Terminals:
trivial_terminals.jpg
(公式HPより)

内部配線、端子、スイッチの接続に使用されるリング端子、スペード、ボルト、ワッシャーは、一部の技術者によって「取るに足らない雑多な部品」とみなされる部品の良い例です。
Shunyata Researchは、特定の用途ごとに優れた金属とメッキを使用して、これらの小さな部品を実際に設計し、製造しています。

DTCD: Dynamic Transient Current Delivery
dtcd.jpg
(公式HPより)

これは低インピーダンスの電気導体および接点を通る際の瞬時電流を測定する技術です。
当社では、電源装置および電源ケーブルの電流供給性能を最大限に引き出すために、部品および材料の設計、仕様および構築を最適化するためにこの技術を使用しています。

CopperCONN Outlets:
copperconn.jpg
(公式HPより)

商用電源コンセントやオーディオグレードコンセントの電極接点の殆どは、真鍮または銅製です。
いくつかのオーディオグレードでは、厚さわずか数百万分の1インチのニッケル、銀、金またはロジウムのメッキが施されている場合があります。
しかし、ベースの金属は数千倍も厚く、電流の大部分を占めています。
Shunyata ResearchのCopperCONNコンセントは、はるかに大きな導電性を提供する固体で、高純度、無酸素銅を使用して構築されています。
CopperCONNの出口は、優れたグリップ力と安定した接点がDTCDにおける測定可能な向上と可聴性能に明らかな違いがでるよう設計されています。

Chassis Dampening:
isolation_footer.jpg
(公式HPより)

Shunyata Researchでは、振動制御は当社製品の全体的な性能にとって重要であると認識しています。
当社の電源装置のシャーシは、重いゲージスチールまたはアルミニウムで作られ、プラスチックや薄い板金ではありません。
我々は、非常に低いレベルの振動を検出する独自の加速度計テスト装置を開発しました。
電源装置内の共振振動を測定可能し低減するエネルギー吸収フッタ、ACアウトレットガスケット、シャーシダンパーなどの振動吸収材料の開発に使用しています。

ZrCa: Noise Reduction Compound
zrca.jpg
(公式HPより)

ZrCa-2000コンパウンドは、電源導体または電源に近接して配置された場合、MHzおよびGHzの周波数範囲で高周波ノイズを吸収および散逸させる強誘電体物質の独自の配合物です。
ZrCa-2000の材料は、フェライト(鉄金属)が磁場に作用する様式と同様に電場に作用する結晶材料であり、両方とも高周波ノイズを吸収します。
しかしながら、ZrCa-2000コンパウンドは、オーディオシステムにおけるフェライトを使用した時のような負の副作用なしにそうすることが出来ます。

OFE ALLOY 101 Copper:
ofe_copper.jpg
(公式HPより)

Shunyata Researchは、線材の製造に使用できる最高純度の銅のみを使用しています。
OFE合金101またはC10100は、最低99.99%の純度と101%IACSの導電率を有する最高級の銅です。
OFEは無酸素電解液の略で、OFHC(無酸素高伝導度)に代わるものです。
C10100は純度の書面による証明書が添付された銅の唯一のグレードです。

OFE 12-Gauge Power Wire:
ofe-12gauge_wire.jpg
(公式HPより)

パワーコンディショナーの内部配線は、性能にとって非常に重要です。
この配線は、ユニットの全体的な通電容量を決定し、認識されるオーディオおよびビデオの性能に劇的に影響する可能性があります。
Shunyata Researchは、入手可能な銅の最高純度であり、純度の書面による証明書が添付されている銅の唯一のグレードである、OFE合金101の12ゲージ電源線を独自に製造しています。
その後、線材は当社のオンサイトCryogenics Internationalコンピュータ制御施設を使用して高度な極低温処理を行います。
Shunyata Research の12ゲージの電源線はUL認定品です。

C20 Inret:
hubbell_c20_inlet.jpg
(公式HPより)

興味深いことに、多くのいわゆるオーディオグレードのパワーコンディショナーは、一般的なコンピュータグレードのC14パワーインレットを使用しています。
それは非常に小さい電気接点とグリップ強度を持っており、最大15Aの定格電流しかありません。
馬鹿げています! エントリーレベルのVENOM PS8パワーディストリビューターでさえ、HUBBELL IEC C20インレットが装備されています。
それは大規模な電気接点とグリップ強度を持っており、一般的なC14グレードの入口を軽く超えたものであり、当社の制御された低温装置で処理されます。

NIC Noise Reduction:
nic.jpg
(公式HPより)

NIC(Noise Isolation Chamber)は、
高周波ノイズを低減するShunyata Research独自の技術です。
これは、MHzからGHzの範囲の高周波ノイズを実際に吸収する強誘電体を使用しています。
Shunyata NICを搭載したリサーチパワーディストリビューターは、従来のパワーコンディショナーにあった副作用もなく、ノイズを低減します。

ざっと、呼んでみると拘り抜かれた製品であることがよくわかりますね!
ここまでがっつり説明を載せているメーカも少ないと思います。

【外見】
専用のダンボールに入って送られきました。
にしてもシュンヤッタのメーカロゴはカッコいいです。。
写真 2017-06-08 20 51 41
・Hydra Cyclops V2の元箱(撮影者:ブログ主)

写真 2017-06-08 20 55 26
・開封時(撮影者:ブログ主)

本体のトップにもロゴが印字されており、光の当たり加減で見えるのが素晴らしいです!
ファイル 2017-07-17 18 05 51
・Hydra Cyclops V2のトップ(撮影者:NOSさん)

コンセント側にはUS仕様のMax125V品が使われています。
またインレット側は20A仕様になります。
国内で販売されている電源ケーブルの殆どが15A仕様のインレットプラグなので、変換プラグを買うか、20A仕様のプラグに変える必要があります。
今回は変換プラグを使って手持ちの電源ケーブルに接続しています。

ちなみに推奨の電源ケーブルがメーカから提示されています。
・ΞTRON SIGMA HC
・ΞTRON ALPHA HC
・VENOM HC
・Standard 20A Cord
※上に行く程上位モデル

余談ですが、昨年友人に依頼され、同社電源ケーブル最上位ZtronシリーズのΣSigma Analogを輸入しました。
メーカ推奨のHC(大電流モデル)とは異なりますが、恐らく相性は良いと思われます。
もし、拙宅で入れるなら推奨としているZtronシリーズのΣSigma HCですね。
写真 2016-10-23 16 37 22
・ZtronΣSigma Analog(撮影者:ブログ主)

非常にコンパクトなので設置に難儀することはないと思います。
むしろ、使う電源ケーブルによって取り回しに難儀する可能性があります。。。

【レビュー】
Hydra Cyclops V2を使うに当たって、様々な接続方法を試しました、その中でも最も良好だった接続方法でのレビューをしていきたいと思います。
上の方でも書きましたが、ハイパワーな機器に使うことが推奨されています。

接続方法は以下のような系統になっています。
系統

パワーアンプはHydra Cyclopsから直接電源供給を行い、残りの機器はHydra Cyclopsを通した後の電源タップから電源供給を行います。

今までと接続方法が異なるため今回は比較を行いません。
基本的にはこの機器を導入してみて感じたことを書きます。

<良好に思った部分、変化した部分>
を含めて箇条書きしていきます。

・背景の黒さ、静かさ、透明感が増す
・質感が良くなり、楽器、ボーカル毎の細かい違いが分かりやすくなる
・音が大きく鈍らず、スピード感に一体感が出てくる
・情報量が格段に上がる
・全域にかけて滑らかになり耳当たりが良くなる
・聴く時間毎の音質のバラつきが非常に小さくなる
・音の線が細くならない
・力感が大きく損なわれない
・上下、左右、奥域方向のサウンドステージの広がりと彫りが深くなる


副作用について大きく目立った所はありません。
よくあるモノトーン調のつまらない音になる、どの曲を聴いても一辺倒な鳴り方、癖を感じると言った副作用はこの製品には感じられません。
この点はメーカが言うように最小限になるよう対策しているというのが頷けます。
拙宅環境下で敷いてあげるとすると耳当たり向上に伴う鮮度感が少し薄くなった点でしょうか・・。
ただし、それも他製品と比べれば非常に小さいもので、トータルの改善点からすると問題ないレベルと思っています。
こういった電源装置に関しては導入場所、接続方法で大きく印象が変わるものなので、このレビューを鵜呑みにして輸入されことはおすすめしません。

最近では国内ですとIsoTekというイギリスの電源メーカが出す電源装置が人気かと思われます。
拙宅では試せていませんが、ショップや知人宅でTitanを試聴した時の印象では、同様に線が細くなる、力感が無くなると言った副作用がなく音の透明度や情報量等を底上げされ素晴らしい製品だと思いました。
EV03_Titan_img.jpg
・IsoTek Titan(公式HPより)

また、Hydra Cyclopsとの大きな違いは、力感が明らかに増し弾力、太さが出てきます。
これはこういった電源装置を通さないときよりも増していると思いました。
ただ色んな曲を聴くとそれ一辺倒に感じる場合があり、一種のブースト感を感じる場合もあったので、この製品同様、導入場所や構成は吟味する必要があると思います。
そした、どちらにも言えることですが標準でついてくる電源ケーブルを使うとそれがボトルネックになってしまって良さを活かせないのでそれに適したものを見つける必要があります。

【まとめ】
昨年のシステム完成記事のロードマップには記載していなかったものを導入する形にはなりましたが、今回改めて電源の重要性、その影響力の大きさを実感しました。
上のレビューでも書きましたが、聴く時間ごとの音質のバラつきが小さくなったことは嬉しい誤算です。
時間がある時に満足出来ると音で好きな音楽を楽しめるというのは幸せだなと思いました。

今回の導入を元に最終的にはパワーアンプにHydra CyclopsV2、他の機材に同社のフラグシップモデルのHydra TRITON V3の導入したいと思います。
triton_v2_ssf50.jpg
・Hydra TRITON V3(公式HPより)

次回は今月の三連休に訪問した方の訪問記、その次はロードマップにも記載した大物機材の導入記を更新予定です。
更にその後はシステム完成記事のアップデートも実施予定です。
現状二ヶ月に一回の更新ペースとなってはいますが、引き続きお楽しみ頂ければと思います。
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