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現行MITについて~Interconnect編~

3月も間もなく終わりに近づいてますが、今月も何とか更新できました(汗)

当ブログでも数多く記事で扱っているMIT(Music Interface Technology)について一度纏めていきたいと思います。
Interconnect編とSpeaker Interface編の2つに分けて書いていきます。

ここではタイトルの通り、現行品として製品リストにあるもののみに限定して纏めます。
(一部ディスコン品も含む、Limited Productionは含まない)

まず、ラインナップとして以前書いた内容をより詳しくして紹介します。

MITのInterconnectは大きく3つのシリーズがあります。
①「StyleLine Series (Startedグレード)」

②『SL-Matrix Series (High Endグレード)』

③【Oracle Series (Referenceグレード)】



①「StyleLine Series (Startedグレード)」について
・価格帯(USD,1m):199~499USD[~799USD](約22000円~55000円[~89000円])
※1USD=111JPY
・モデル数:3[3]モデル
※[]内はXLRモデル

・StyleLine SL 3
StyleLine_SL_3_R_5196d9d3d68ba.jpg
StyleLine_SL_3_X_5644fd39430d3.jpg
(公式HPより)

Pole数: 3[4] Articulation Poles
価格: 199USD[299USD](約22000円[33000円])
 →+1m:30USD[45USD](約3300円[5000円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
  ※詳しくは『MIT Oracle MA Interconnect 導入記』に記載
 ・0.999999(8N?)純銅導体によるマルチゲージ構造 - 優れた導電性
  ※マルチゲージ構造:芯線に太さの異なる数種類の素線を練り合わせている
 ・最高品質のポリエチレン(PE)絶縁 - 非線形誘電体による歪みの低減
 ・金メッキメッキを施したプラグ - 確実な接続による、最良な信号伝送
 ・強固な二重シールド - 低レベルなディテールを改善するための優れたノイズ除去

・StyleLine SL 6
StyleLine_SL_6_R_5196da7cb533e.jpg
StyleLine_SL_6_X_5644fe7aa9309.jpg
(公式HPより)

Pole数: 6[7] Articulation Poles
価格: 299USD[599USD](約33000円[66000円])
 →+1m: 50USD[70USD](約5500円[7700円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・0.999999(8N?)純銅導体によるマルチゲージ構造 - 優れた導電性
 ・最高品質のポリエチレン(PE)絶縁 - 非線形誘電体による歪みの低減
 ・金メッキメッキを施したプラグ - 確実な接続による、最良な信号伝送
 ・強固な二重シールド - 低レベルなディテールを改善するための優れたノイズ除去

・StyleLine SL 8
StyleLine_SL_8_R_56eb396ee7749.jpg
StyleLine_SL_8_X_56eb3a81ae15f.jpg
(公式HPより)

Pole数: 8[9] Articulation Poles
価格: 499USD[799USD](約55000円[88000円])
 →+1m: 70USD[90USD](約7700円[10000円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・0.999999(8N?)純銅導体によるマルチゲージ構造 - 優れた導電性
 ・最高品質のポリエチレン(PE)絶縁 - 非線形誘電体による歪みの低減
 ・金メッキメッキを施したプラグ - 確実な接続による、最良な信号伝送
 ・強固な二重シールド - 低レベルなディテールを改善するための優れたノイズ除去


②『SL-Matrix Series (High Endグレード)』について
・価格帯(USD,1m):1299~4999USD[~5799USD](約145000円~556000円[~645000円])
※1USD=111JPY
・モデル数:3[3]モデル
※[]内はXLRモデル

・SL-Matrix 26
SL_Matrix_26_Aud_5265ad9a69dbc.jpg
SL_Matrix_26_RCA_5645010bf108b.jpg
(公式HPより)

Pole数: 26[27] Articulation Poles
価格: 1299USD[1599USD](約145000円[178000円])
 →+1m: 120USD[140USD](約13400円[15600円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Network System(interface)の小型化と低コスト化

以下、解説

SL-Matrix 39(Speaker Interface)とSL-Matrix 26(Interconnect)[バランス(XLR)とシングルエンド(RCA)]は、MITのネットワークシステムの小型化と改良を目的とした2年間におけるプロジェクトの成果です。
対になるシステムとして設計されたSL-Matrix 39(Speaker Interface)とSL-Matrix 26(Interconnect)は、全ての重要なミッドレンジオクターブに優れており、声や楽器のリアリティと自然さを高めます。
中間のCとA440Hzの間の重要な領域には特に注意が払われています。
この領域には、ほとんどのボーカルとソロ楽器の情報があります。
基本的な周波数と最初のいくつかの高調波が完全にバランスして出されるので、音楽と映画の両方を楽しむことができます。

MIT SL-Matrix 26(Interconnect)は、30年のMITのイノベーションを代表するもので、より手ごろな価格帯にまで絞り込まれています。

※中間のCとA(440Hz)の間の領域については『MIT Oracle MA Interconnect 導入記』内に記載のグラフCを参照

・SL-Matrix 36
SL_Matrix_36_Aud_5265b18711889.jpg
SL_Matrix_36_XLR_564501da79de8.jpg
(公式HPより)

Pole数: 36[37] Articulation Poles
価格: 2499USD[2999USD](約278000円[334000円])
 →+1m: 196USD[200USD](約21800円[22200円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
  ※接続する機器とのインピーダンスマッチング行う
 ・Network System(interface)の小型化と低コスト化

以下、解説

音符の基本周波数に対する倍音の相対的な強さは、各楽器に特有の音色を与えます。
SL-Matrix 70(Speaker Interface)とSL-Matrix 36(Interconnect)[バランス(XLR)とシングルエンド(RCA)]は、全ての洋楽(A4 = 440 Hz)の中心周波数を中心とする10の可聴オクターブで最適化されたArticulation Polesが特徴です。
SL-Matrix 70スピーカーインターフェイスとSL-Matrix 36オーディオインターフェイスは、音楽の物理学に応じて適切な割合で各オクターブに数多くの高調波を追加します。
複数の楽器が一緒に演奏されるとき、それぞれの正確な音色は、音楽の密度と質感を生み出し、ライブパフォーマンスでは簡単に聴こえるが、音楽システム(オーディオシステム)では再現するのが非常に難しい。
正確なバランスで少なくとも7つの高調波を再現することにより、各楽器の音色を完全に写実的に表現することができます。
最も高い周波数が正しい振幅と時間で整列されると、イメージングとサウンドステージの合図(キュー)が焦点に合って、録音設定と環境が空間に明確に描かれます。

SL-Matrix 70/36シリーズは、あなたの録音に存在する音楽をより多くのものにもたらす相乗的なペアリングとなるように一緒に設計されました。
「単なるケーブル」と比べると、楽器のより豊かでより密なテクスチャが聴こえ、適切にレイヤー化された表現(プレゼンテーション)が表示されます。

・SL-Matrix 50
SL_Matrix_50_Aud_5265b45613c0a.jpg
SL_Matrix_50_XLR_564a5b5b5df81.jpg
(公式HPより)

Pole数: 50[51] Articulation Poles
価格: 4999USD[5799USD](約556000円[645000円])
 →+1m: 220USD[300USD](約24500円[33400円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
 ・Network System(interface)の小型化と低コスト化

以下、解説

SL-Matrix 90(Speaker Interface)とSL-Matrix 50(Interconnect)[バランス(XLR)とシングルエンド(RCA)]は、ネットワーク内のArticulation Polesを追加し、各オクターブ内の音程を最適化し、高精細(HD)プレゼンテーションを実現します。
SL-Matrix 90(Speaker Interface)は、SL-Matrix50(Interconnect)と組み合わせることで、録音における音楽基盤の個々の構成要素の音色を維持するのに優れています。
- 打楽器とベース楽器
- あなたのシステムが基礎から楽器の正しいテクスチャを表示することを可能にする。

最も深い低域から中央のC領域までの調律を制御することにより、打楽器とベース楽器の自然な高調波は、基本音符と適切な関係に維持されます。
これにより、リズムセクションの音色とテクスチャが忠実に表現されます。
これらの非常に重要なテクスチャは、システムがサウンドステージ内の楽器のレイヤーを再現することを可能にします。
オーディオファイルによって追求されるハイエンドオーディオでの究極で最終のゲームです。

SL-Matrix 90(Speaker Interface)とSL-Matrix 50(Interconnect)を組み合わせると、全ての周波数で自然な応答が得られ、より写実的な音色になるだけでなく、録音場所の音響空間を正確に表現できます。
SL-Matrix 70/36シリーズは、画像間の奥行きと空間、空間のキューの非常に細かな解像度を示します。
サウンドステージはより広く、より深く、画像が存在する鮮やかな「空気」の感覚(空気感)が強くなります。

MIT SL-Matrix 90/50オーディオインターフェイスの組み合わせにより、あなたのシステムの真の芸術的なパフォーマンスが得られます。
「単なるケーブル」と比べて、自然な音色と音色のバランス、深いサウンド・ステージング、非常に詳細で分解された音のタペストリーと解像度を聴くことができます。


③【Oracle Series (Referenceグレード)】について
・価格帯(USD,1m):6999~19999USD[~21999USD](約779000円~2226000円[~2449000円])
※1USD=111JPY
・モデル数:4[4]モデル
※[]内はXLRモデル

・Oracle Matrix 50 Rev. 2
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Oracle_Matrix_50_56eb38c3b6930.jpg
(公式HPより)

Pole数: 50[53] Articulation Poles
価格: 6999USD[7999USD](約779000円[890000円])
 →+1m: 250USD[280USD](約27800円[31100円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
 ・Adjustable Articulation Response Module (A.A.R.M.)採用
  ※詳しくは『MIT Oracle Matrix 50 導入記』に記載
 ・“V” Configuration採用(特許取得済)
   - ケーブルをBOXの同方向(端)から出すことで、BOXを近くのラック(棚)や床に設置することが出来、それにより接続機器へのアクセスが容易になりました。 また、ケーブルへのストレインリリーフを実現しました。
    ストレインリリーフ:ケーブルとコンタクトの接続部に有害な力が加わらないように、コネクタ後端に取り付けケーブルを保持すること
    引用:アンフェノールジャパン 一般的なコネクタ用語集

以下、解説

Oracle Matrix 50(Interconnect)は、Oracle MA-Xインタコネクトと同様に、実績のある回路を適用されています。
これは、小型で軽量な筐体に収まるように設計され、これらの回路を小型化されたバージョンです。
このアプローチにより、MITはプレミアムサウンディングコンポーネントを提供し、リファレンスレベルのパフォーマンスを実現します。
これまでのようなパフォーマンスは、従来の3、4倍のコストでしか実現できませんでした。

受賞歴を誇るOracle Matrix 50を基盤に、Rev.2では、A.A.R.M.を追加し、比類のない適応性のあるパフォーマンスを実現します。
また、ストレインリリーフのための特許取得済みの“V” Configurationが標準装備されています。

・Oracle MA Rev.1
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Oracle_MA_Rev1__56eb37518671e.jpg
(公式HPより)

Pole数: 95[98] Articulation Poles
価格: 10999USD[12999USD](約1224000円[1447000円])
 →+1m: 300USD[400USD](約33400円[44500円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
 ・2C3D Technology採用
 ・“V” Configuration採用(特許取得済)

以下、解説

Oracle MAは、95[98]Articulation Polesを持つ更新されたネットワークを備えたRev.1として復活し、鮮やかな音色、自然で豊かなテクスチャーを生み出し、声や楽器の自然な音色を失わないようにします。
Oracle MA Rev.1は、ストレインリリーフを使用した簡単な設置のための特許取得済みの“V” Configurationになっています。

※補足:拙宅で導入しているOracle MAの復刻版。68 Articulation Polesから95 Articulation Polesを実現するネットワークに更新されている。その他にAARMやVconfも採用されている。

・Oracle MA-X Rev. 3
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Oracle_MA_X_Rev__56eb37d8aa5a9.jpg
(公式HPより)

Pole数: 100[103] Articulation Poles
価格: 15999USD[17999USD](約1781000円[2003000円])
 →+1m: 500USD[600USD](約55600円[66800円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
 ・Adjustable Articulation Response Module (A.A.R.M.)採用
 ・“V” Configuration採用(特許取得済)
 ・2C3D Technology採用
   - 堅実なサウンドステージと優れたイメージが強化されます。

 ・SIT(Stable Image Technology)採用
   - 消費電力量に関係なく、サウンドステージが適切な寸法比を維持することを保証します。

 ・JFA(Jitter Free Analog)採用
   - 音量の関係なく、正確な位置と明瞭さを備えた黒い背景を設定します。

以下、解説

Oracle MA-X Rev.3は、テクスチャ、ティンバー(音色)、ハーモニクス(倍音)を追加した調整可能なArticulationの前身に基づいており、OracleのSpeaker Interfaceを完全に補完します。
Rev.3では、現在、100[103] Articulation Polesを持っています。
音色は一層充実しており、より豊かで、より自然なものになりました。
全ての声とインストゥルメントは、ノイズのない背景に「塗装」され、さらにダイナミックレンジを広げた堅実さを残す大きく実物のようなサウンドステージで描かれます。

・Oracle MA-X SHD
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Oracle_MA_X_SHD__525f386249975.jpg
(公式HPより)

Pole数: 110[113] Articulation Poles
価格: 19999USD[21999USD](約2226000円[2449000円])
 →+1m: 600USD[700USD](約66800円[77900円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
 ・2種類のAdjustable Articulation Response Module (A.A.R.M.)採用
  - Mid-High Articulation(-2,-1,0,+1,+2)、Low Frequency Articulation(Out or In)
 ・“V” Configuration採用(特許取得済)
 ・2C3D Technology採用
 ・SIT(Stable Image Technology)採用
 ・JFA(Jitter Free Analog)採用

以下、解説

Oracle MA-X SHD(Interconnect)は、次世代の完全調整可能なArticulation・Audio・Interfaceです。
SHD(Interconnect)は、Oracle Matrix SHDシリーズのSpeaker Interfaceと組み合わせて設計されており、最高110 Articulation Polesを使用しています。
110 Articulation Polesでは、音色は充実しており、より豊かで、より自然、テクスチャは厚く緻密なので、声や楽器の自然な音色を失わないようにします。
全ての声と楽器は、ノイズのない背景に「塗装」され、大きな3次元的なサウンドステージ内に描かれ、より大きなダイナミックレンジで堅固なサウンドが残っています。
SHD(Interconnect)では、2つの独自仕様に基づく画期的な改良により、堅固なサウンドステージと優れたイメージの特異性が再び強化されました。

録音から再生まで、オーディオ信号の完全性を維持するためには、MITが「保護の連鎖(chain of custody)」と呼ぶものを調べる必要があります。
これには、元のマスターレコーディングフォーマット、音源がどのようにミックスされ、マスターされたか、そしてエンドユーザーが再生に使用しているフォーマットなどの要因によって発生する可聴の詳細が含まれます。
interconnect interfaceは、再生システムの最も初期の接続点から音楽信号を転送するので、保護の連鎖において重要な役割を果たします。

シグナルチェーンの初期段階で使用されるinterfaceの適切な設計は特に困難です。
機器メーカーはしばしばそれらに固有の入出力インピーダンスを使用し、対応するインピーダンスを考慮することなく、コンポーネントを信号チェーンに挿入することができます。

非線形性の原因として、システム構築の「ミキシング・アンド・マッチング」プロセスによって、コンポーネントを選択してあるコンポーネントまたは別のコンポーネントにおける可聴の欠点を補うためにコンポーネントを選択し、それによってシステム全体の保護の連鎖を損なうことで、オーディオファイルをシステムに "EQ-ing"させることができます。

MITのエンジニアは、打楽器やベースの楽器で作られた基盤上に、あらゆる曲が形成されていることを理解しています。
当社の新しいSHD(Interconnect)は、低域を制御し、適切に接続するように機能します。
SHD(Interconnect)を使用すると、通常録音されている最低域より遥かに低い10Hzまで、システムを明瞭にすることができます。
このオーディオスペクトルの最も低い領域は、MITまた他社のInterconnectによって以前に対処されなかった領域です。

SHD(Interconnect)は、打楽器とベースの楽器の録音、それの音楽基盤個々の構成要素の音色を維持することに優れています。
これにより、システムは基礎から楽器の正しいのテクスチャを表示できます。
真ん中のC領域を越えて10HzからのArticulationをコントロールすることにより、打楽器とベースの楽器の自然な高調波は、基本的な音符と元々適切な関係に維持されます。
これにより、リズムセクションの音色とテクスチャが忠実に全体として表現されます。

これらの非常に重要なテクスチャは、システムがサウンドステージ内の楽器のレイヤーを再現することを可能にします。
サウンドステージの基礎がSHD技術によって適切に形成されると、より高い周波数の情報がこの空間内のしっかりとしたイメージを塗りつぶして停止させることができます。
SHDを使用すると、低音符でも指向的になり、生き生きとした様式や内臓的な様式で演奏を演出します。

15個の追加されたArticulation Polesによる追加の制御により、SHD(Interconnect)はボトムアップからティンバーの精度を中央のC領域まで上げます。
SHD Technologyは完璧かつ常に制御可能で、音楽のテクスチャを再現するために、情報の最も細かいスレッドを素早く転送し、ライブパフォーマンスで聴くことができる詳細を明らかにします。
録音会場の周囲の天井、壁、ステージフロアからの繊細な周囲の反射を維持することにより、SHD Technologyは今まで考えられなかった最も自然で魅力的なリスニング体験を提供することができます。

新しいSHD(Interconnect)には、二重のArticulation制御があります。
従来のA.A.R.M.(Adjustable Articulation Control Module)を使用することで、部屋の状況や機器の変更、ソフトウェアの選択の難しさを調整することができます。
録音には本当に好きな素晴らしいコンテンツが収録されている場合がありますが、録音の欠陥は非常に大きいので、追加のArticulationがこれらの欠陥を悪化させるように作用します。
この場合、Articulationノブを「ダイヤルダウン」にします。

ここまで

ざーっと訳しながら、書いていて思ったのが、音を画像で使われる言葉で表現されてる所が多く、私自身理解できてない部分が多々あるなぁと思いました。
なるべく、わかるような言い回しにするため、単語辞書や熟語を調べながら訳しましたが、よくわからないよ!という方は正常だと思います!(所々文法的におかしい部分もあるし)
今回の記事は、今後もう少し英訳の勉強を進めていきながら随時手直ししていこうと思います。

一通り読むのが大変だなぁと思う方ように、早見表を作りましたので以下をご覧いただければ。
※クリックして拡大表示推奨
早見表_02


未だに、現行で販売しているOracleシリーズへの興味は尽きませんが、定価ベースでの値段を見るとあまりに現実味が無いですね。(これで代理店が付いたりしたら、もっと現実味がなくなりそうな。そもそもOracleシリーズは取り扱わないと思いますが。)

Oracle MAとOracle Matrix 50を使っている私としては、コレで十分と言いたかったですがexorion氏が2ペア所持するOracle MA-X Rev. 2をうちで試聴してしまっているのでそう言えないのが辛い所です。
最後に各導入記、試聴記については以下にリンクを貼ります。

・MIT Oracle Matrix 50 Interconnect 導入記
ファイル 2016-11-27 14 26 53
(当ブログより)

・MIT Oracle MA Interconnect 導入記
IMG_5150.jpg
(当ブログより)

・MIT Oracle MA-X Rev.2 Interconnect 試聴記
IMG_5033.jpg
(当ブログより)

次回は、Speaker Interface編になります!
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exaSound PlayPoint 導入記

昨年末に注文し、2月上旬に導入したNetwork Audio Player(Bridge)についての導入記になります。
導入したものは「exaSound PlayPoint」になります。

ファイル 2017-02-19 16 08 36
・PlayPointの外見1(撮影者:ブログ主)

導入の経緯としては、
システム完成に関する記事「Fundamental RM10 - ゆかりん、ざーさん、いのすけシステム完成!」より、
『再現性向上を考えてネットワークブリッジを導入する。』
今後の予定にあげたものから、第一弾として導入したものになります。

フジヤエービック経由で代理店であるエミライから購入しました。

早速、概要に移りたいと思います。

【概要】
まず、製品の特徴を国内HPから引用したものを以下に示します。

・海外で話題のソフトウェア「Roon」に対応するほか,PlayPoint1台でUPnPを含む複数のネットワークオーディオ用プロトコルに対応

・USB Audio Class 2.0を利用せず、独自のUSBオーディオプロトコルを使用することで,通常のアシンクロナスUSB接続の限界を超えるジッターの抑制とUSB伝送のタイミングエラーの抑制を可能とするZeroJitterテクノロジー搭載

・4-wayボリューム・シンクロ機能(8chを個別に音量制御できる機能)を搭載するほか,USB DACを直接制御することでデータ欠落を防ぎながら音量調整を可能としたZeroResolutionLossテクノロジー搭載

・インターフェース部からDAC部に至るまでの間でソフトウェア的な処理は一切行わず,入力された信号をそのままDACチップへと伝送するENclusiv?テクノロジー搭載

・ステレオ,マルチchを問わず現存するあらゆるハイレゾ音源に対応
  - DSD64, DSD128, DSD256(28MHz)までのDSDデータ(ステレオおよびマルチch)
  - 1kHz / 16bit から 384kHz / 32bit までのPCMデータ(ステレオおよびマルチch)

・DSD256データのストリーミング再生をサポート(HQPlayer NAA,JRiver,MPD,MinimServer,Twonky,Asset UPnP使用時)

・ Wi-Fiおよびギガビットイーサ対応のネットワークによるマルチチャンネル再生に対応

・タッチパネル型カラー液晶採用でシンプルかつ柔軟な操作性を実現

・ノイズ源を徹底して排除するためWi-Fi機能を排した日本限定モデルも販売

※今回私が導入したのはWi-Fi機能を搭載した標準モデルになります。

PlayPointに搭載された技術解説を以下に示します。(公式HPより)

ZeroJitter Technology
----------------------------------------------------------------------------------------------
ZeroJitterテクノロジーはPlayPointとexaSound製DACとをUSB接続した際に有効となる、exaSound独自の技術です。
exaSoundの専用ドライバーはUSB Audio Class 2.0を利用せず、独自のUSBオーディオプロトコルを使用しています。
自社開発のUSBドライバーソフトウェアとUSBインターフェース基板のファームウェアを有するからこそ実現した、従来のUSB Audio Class 2.0規格の限界をブレーク・スルーするテクノロジーです。
ZeroJitterテクノロジーにより、通常のアシンクロナスUSB接続の限界を超えるジッターの抑制とUSB伝送のタイミングエラーの抑制を可能としています。


GalvanicInfinity Technology
----------------------------------------------------------------------------------------------
GalvanicInfinityテクノロジーはexaSound製DAC全てに搭載されているコンピューター起因のノイズを抑制する技術です。PlayPointはソフトウェア処理のうえでもこの思想を発展させ、ジッターや信号の遅延を抑制するための特殊な伝送方式を採用しています。


ZeroResolutionLoss Technology
----------------------------------------------------------------------------------------------
ES9018Sは疑いようもなく素晴らしい性能を有するDACチップであり、事実、exaSoundはこのDACチップと出会い、たちまち虜になりました。
しかし、exaSoundはこのDACチップの真価を発揮させるには並大抵の努力では足りないこともまた理解していました。
exaSoundでは、ES9018Sの真の性能を発揮させるべく、回路設計、ファームウェア開発、ドライバーソフトウェア開発と多岐にわたり検証を重ねてきました。
ZeroResolutionLossテクノロジーは独自のボリューム調整機能により音楽信号を常に0dBFSで出力するよう調整されており、DACチップの直前まで一切の信号の欠落を許さない仕様になっています。
また、PlayPointは、exaSound製DACとの組み合わせにおいて、プレイポイントのタッチパネルスクリーンであっても、IRリモコン経由であっても、DACのフロントパネルのボタンであっても、そしてiPad上のアプリケーションであっても、常にZeroResolutionLossテクノロジーによるボリュームシンクロ機能が有効になります。


ENclusiv Technology
----------------------------------------------------------------------------------------------
ENclusivテクノロジーは、32bit/384kHzまでのPCMや12.288MHzまでのDSDといったハイレゾ音源を含む、既存のあらゆるデジタル音源に対して、一切の加工をせずビット・パーフェクトな状態でDACチップへ信号を伝送することを可能とする技術です。
インターフェース部からDAC部に至るまでの間でソフトウェア的な処理は一切行わず、入力された信号をそのままDACチップへと伝送することで、音楽データの真の姿を再現します。
結果的に、PlayPointはHQPlayerなどでの音楽データのポスト・プロセッシングによる音質変化を最も感じやすい製品としても機能します。


【使い方】
使用方法について書く前に。
「Roon」とは、何か?
roon-logo-470x253.png


ライブラリ統合型の再生ソフトです。
ソフト自体は買い切りではなく、以下の二通りの契約プランがあります。
・1年契約(119USD)
・永年契約(499USD)

私はお試しも兼ねて1年契約で使用しています。
詳細な情報については以下を参照すると良いと思います。
クラウド/ローカルをシームレスにつなぐ“総合音楽鑑賞プレーヤーソフト”「Roon」の魔法とは?

次に「Roon」の基本構成について、
roon.jpg

Roonは大きく分けて3つの構成から成ります。
・Control: 画面の操作(選曲)

・Core: ライブラリ管理と音源の読み込み

・Output: データを機器に送る
 ※例:USB DAC

それぞれの詳細な説明についてわかりやすく説明している記事は以下になります。
話題の音楽再生ソフト「Roon」は音も良い? RoonReady機器でネットワーク再生を検証

それでは、PlayPointの使い方について書いていきます。
以下の6通りの使用が出来ます。

1:Roon Ready プレーヤー
2:Roon Server
3:Network Audio Adapter for HQPlayer
4:UPnP/OpenHome プレーヤー
5:MPD プレーヤー
6:AirPlay プレーヤー

当方では主に1~3での使用方法について書いていこうと思います。
また、それぞれ拙宅のシステムで利用した場合の例を図で示します。

1:Roon Ready プレーヤー
この使い方では、Roon Serverが起動しているPCまたはNASに接続されます。
また、ネットワークの設定は不要で、データはビットパーフェクトな状態でDACに伝送することが出来ます。
ネットワーク経由で接続されたPlayPointがRoonにおけるOutput(=RoonReady)の役目をし、PlayPointには同社製のUSB DAC(e20mk3)を接続します。

スライド1
・PlayPointをRoon Ready プレーヤーとして使った際の構成図(作成者:ブログ主)

・Control: Roon Remote Appを入れたiPadまたはiPhone
・Core: Roon1.3を入れたPC
Output(=RoonReady): PlayPoint(有線)
・Storage: NAS
・DAC: exaSound e20mk3

2:Roon Server
ネットワーク経由で接続されたPlayPointがRoonにおけるCore + Output(=RoonServer)の役目をし、PlayPointには同社製のUSB DAC(e20mk3)を接続します。
この構成が最もシンプルかつ最短経路でデータ伝送を行うことが出来ます。
StorageにはNASまたはUSB接続された外付けHDD等を用います。
現在の最新のFirmware(Version.12)ではRoon1.3に対応しています。

ファイル 2017-02-19 14 17 52
・Roon Serverがインストールされた状態
※画像はFirmwareをアップデートする前なのでRoon 1.2がインストールされている。

スライド2
・PlayPointをRoonServerとして使った際の構成図(作成者:ブログ主)

・Control: Roon Remote Appを入れたiPadまたはiPhone
Core + Output(=RoonSrver): 最新のFirmwareを適応させたPlayPoint(有線)
・Storage: NAS
・DAC: exaSound e20mk3

3:Network Audio Adapter for HQPlayer
PlayPointはSignalyst HQPlayerのNetwork Audio Adapter (NAA)プロトコルに対応しています。
本機能によって、HQPlayer側でアップサンプリング・アップコンバージョン処理を行った後、演算済みデータをネットワーク経由でPlayPointに送ることが可能になります。

スライド3
・PlayPointでNAAを使った際の構成図(作成者:ブログ主)

・Control: Roon Remote Appを入れたiPadまたはiPhone
Core: Roon1.3とHQPlayerを入れたPC
※RoonでネットワークデバイスにHQPlayerを選択。
※HQPlayerでNAAを選択、デフォルトのデバイスはPlayPointを選択。
・Output: PlayPoint(有線)
・Storage: NAS
・DAC: exaSound e20mk3

それぞれの詳しい使い方ついては公式HP下部にクイックスタートガイドが用意されていますでのそちらを参照して下さい。
公式HPはこちら__


【外見】
ケースは持ち運べるように、上部に持ち手が付いています。
DACのケースよりもコンパクトになっています。
ファイル 2017-02-19 18 02 33
・ケース外観(撮影者:ブログ主)

ケースを開けるとビニール袋に本体、それとは別にマニュアルが入っています。
また、右上の白い箱にはWi-Fi用のアンテナ、ACアダプタ、LANケーブルが入っています。
ファイル 2017-02-19 14 17 34
・ケースの中身(撮影者:ブログ主)

背面を見ると、左右にWi-Fi用のアンテナを取り付ける場所、USB2.0と3.0のポートが二箇所、LANポートが付いています。
電源の入力は12V3Aとなっています。
※HDMIについては現状使用されていません。
exaSound-PP1-Rear-HR2-768x506.jpg
・背面(公式HPより)


【使用感】
家のホームネットワークに追加するだけなので複雑な設定は要らず、基本的にはPlayPointにLANケーブルを指すだけで使用可能です。
その後は聴くスタイルに合わせて、PlayPointの使い方を選択します。
正面のタッチパネルでの操作は非常に滑らか、UIも分かりやすく、直感的に操作することが出来ます。
暫く、正面のタッチパネルの操作がないと自動消灯してくれます。(便利)


【レビュー】
当方では、使用方法で述べた"3"の使い方が最も良好な結果を得られたのでレビューではこの方法を使った場合について書きます。

スライド3
・PlayPointでNAAを使った際の構成図(作成者:ブログ主)

・Control: Roon Remote Appを入れたiPadまたはiPhone
・Core: Roon1.3とHQPlayerを入れたPC
※RoonでネットワークデバイスにHQPlayerを選択。
※HQPlayerでNAAを選択、デフォルトのデバイスはPlayPointを選択。
・Output: PlayPoint(有線)
・Storage: NAS
・DAC: exaSound e20mk3
※PlayPointとDACをUSB接続

HQPlayer側で行うディザー,アップコンバージョンの処理について、

使用するリサンプリング・フィルターは聴くソースに合わせて最も良好な結果を得られたものを使用。
ディザーについても同様。

聴くソースは以下のようにアップコンバート。
PCM:
44.1 kHz → 88.2 kHz
48 kHz → 96 kHz
88.2 kHz、96kHz はコンバートせず。
それ以上のソースは無し。

DSD:
DSD64,128,256はネイティブ

レビューではPlayPoint導入前のシステムと比較します。

導入前のシステムを以下に示します。
・Control: Roon Remote Appを入れたiPadまたはiPhone
・Core+Output: Roon1.3とHQPlayerを入れたPC
※RoonでネットワークデバイスにHQPlayerを選択。
・Storage: NAS
・DAC: exaSound e20mk3
※PCとDACをUSB接続

導入前:
PCはオーディオシステムにおけるノイズ源でしかないという意見があります。
音の影響としては、
・サウンドステージが平面的(立体感が無い)
・音が荒い(ピーク感、耳あたりが悪い)
・そもそもの情報量が少ない
・定位が曖昧

等があり、オーディオ機器として向いていないのでは?と思っている方も多いかと思われます。
私が使用しているPCはファンレス低電圧駆動のものを選んでおり、専用の電源を使って動かしています。
また、OSを最適化するソフトやリアルタイムでのキャリブレーションを行うソフトによりオーディオに適したものにしています。
そのお陰か、導入前から大きな不満はありませんでした。
色々試していく中で、PCでもある程度煮詰めていくことでそういった悪影響を抑えることは可能と思っています。


導入後:
それでは、PlayPointを導入して、前と比較して感じた部分を列挙していきます。

・サウンドステージの範囲が広くなる
・左右だけでなく、奥域方向が深く、上下方向の広がりが感じられる
・音像同士の前後感が分かりやすくなり、立体感が出る
・厚みを維持しつつ、音像の輪郭がより明瞭に、膨らまず定位する
・声色の違いがはっきり出る
・基本性能の向上(主に情報量、解像感)

思った以上に、差が大きく導入当初は戸惑いました。
現状大きなマイナス点は見つからず、思った通りの音質的向上を得られました。

今回、何故ソフトの接点を増やしてでもこの使用方法選んだかについて、
1:Roon Ready プレーヤー
2:Roon Server
3:Network Audio Adapter for HQPlayer

・性能毎で比較すると以下の通り、
情報量:   2 > 1 = 3
解像感:   2 = 3 > 1
空間表現:  3 > 1 > 2
定位感:   3 > 1 > 2
耳当たり:  3 > 1 = 2

構成をシンプルにした方が、聴覚上の情報量や解像感と言った部分が3での使用方法と比べると良いと言う結果になりましたが、音が薄く立体感に乏しい音に聴こえます。
また、いつもの音量で聴いていると聴き疲れが起きます。刺さるほどのキツさではありませんが、コンプ音特有のピーク感が耳を圧迫する感じがします。
私の中での再現性の向上とは音の立体感、生々しさ特有の耳あたりの良さ(破綻の無さ)が必要になってきます。
なので、その要素を持ちつつ、オーディオ的な性能を十分保持出来る組み合わせとして"3"の使用方法を選びました。
※利便性の観点からは、1~3の使い方の何れでも大きな差がありませんでした。

【まとめ】
昨年のシステム完成記事より、今後の予定(展望)で書いた通りの『再現性向上』に繋がったと思います。
1月に訪問したavcat O氏邸訪問で行った上流機器の聴き比べでも感じましたが、システム全体への影響力は自身のシステムでも大きな違いを感じる事ができました。
Roon + HQPlayer + PlayPointによるネットワークオーディオの形は、利便性が高く、再現性の高い再生が出来るようになりました。
今後も予定(展望)通りシステムを煮詰めていこうと思います。

【ギャラリー】
ファイル 2017-02-19 14 18 03
・導入当初1(撮影者:ブログ主)

ファイル 2017-02-19 14 18 20
・導入当初2(撮影者:ブログ主)

ファイル 2017-02-19 14 18 40
・現在2(撮影者:ブログ主)

MIT Oracle Matrix 50 Interconnect 導入記

8月中旬に導入したInterconnectについての導入記になります。
導入したものはMITの現行モデルである「Oracle Matrix 50 Interconnect」になります。
(厳密にはこちらのモデルはRev.1で現行はRev.2に変わっています。)

ファイル 2016-11-27 14 26 53
・Oracle Matrix 50の外見1(撮影者:ブログ主)

導入の経緯としては、
信号ラインのALL MIT化(High Endシリーズ以上)の実現をするための第三弾として導入されたのがこちらのOracle Matrix 50になります。
これで漸く、ALL MIT化(High Endシリーズ以上)が実現できました。

現在、MITは国内に輸入代理店を持たないので、カナダから個人輸入で入手しました。
概要の前に、現在のMITのラインアップを簡単に紹介します。
今回はInterconnectについてです。

MITのInterconnectは大きく3つのシリーズがあります。
シリーズ名
グレード
価格帯レンジ(USD,1m,RCA)
各シリーズ最上位の画像


StyleLine Series
→Started グレード
→200~500USD(3モデル)
StyleLine_SL_8_R_56eb396ee7749.jpg
・StyleLine SL 8 RCA(公式HPより)

・SL-Matrix Series
→High End グレード
→1300~5000USD(3モデル)
SL_Matrix_50_Aud_5265b45613c0a.jpg
・SL-Matrix 50 RCA(公式HPより)

・Oracle Series
→Reference グレード
→7000~20000USD(4モデル)
Oracle_MA_X_SHD__525f36d4528d5.jpg
・Oracle MA-X SHD RCA(公式HPより)

詳しくは公式HPの商品一覧から_

【概要】
Oracle Matrix 50はOracle Seriesの最下位に位置するモデルです。
今回は2mのUSED品を格安で輸入しました。
(新品だと2m:6249USDもするので高いですね。後ディスコンなので流通在庫かUSED品でしか手に入りません)

このモデルにも特徴的なBOXが左右に一個ずつ付いています。
また、MAやMA-X2と同様にMIT特有の技術として「Multipole Technology」や「Adjustable Impedance Selector」が採用されています。

ファイル 2016-11-27 14 26 35
・Adjustable Impedance Selector(撮影者:ブログ主)

技術の説明についてはOracle MAの際に書いていますのでそちらを御覧ください。
『MIT Oracle MA Interconnect 導入記』

このモデルはMA-Xに採用されている回路を小型化し、小さなBOX(MA-Xの半分)に収めたもので、小型化やコストを抑えるために「2C3D、JFA、SIT」等のMIT特有の技術を採用していません。
また、BOXに関してはMAやMA-X2と同様のCNCで加工された金属ボディではありません。(恐らくプラ材)
今までReferenceグレードの性能を実現するために3~4倍掛かっていたコストを抑え、Oracleシリーズとして高い性能とコストパフォーマンスを持って登場したのがOracle Matrix 50になります。

Oracle Matrix 50のArticulation Pole数は50とされています。
50poles.jpg


余談として、今回入手したのはRev.1で現行モデルとしてRev.2が出ています。

Oracle_Matrix_50_56eb38710ca43.jpg
・Oracle Matrix 50 Rev.2 (公式HPより)

主な違いとしては以下の通り、
Adjustable Articulation Response Module (A.A.R.M.)の採用
“V” Configuration(本国で特許取得済)の採用
・BOXの材質は変更せずにサイズがRev.1より大きくなっている
・価格は1000USD高くなっている(1m(5999USD)→1m(6999USD),2m(6249USD)→2m(7249USD))

説明していない上記2つの技術について簡単に紹介します。

Adjustable Articulation Response Module (A.A.R.M.)[特許出願中]
こちらは当ブログでも試聴記を書いているMA-X2にも採用されている技術です。
他だと現行のMA-X3や最上位のMA-X SHDにも採用されています。

箱に付いているArticulation Selector(Less or More)を調節することで、システムを最適化することが出来ます。

以下に公式の解説の一部を訳したものを掲載します。(引用している特性はOracle MA-Xのもの)

Articulation Selectorを使用すると、リスナーはトランジェント、ディテール、イメージング、および音楽性の最適なバランスのためにこのinterfaceを「微調整」することができます。

下のグラフは、Articulation Selectorスイッチの各設定に対するOracle MA-XのArticulationの応答の示したものです。

MIT_AARM_info_sheet_01.jpg
・MIT_A.A.R.M._info_sheet(公式HPより)

グラフは、
横軸は周波数(Hz)及び人間の可聴域の帯域幅(20Hz~20kHz)を示しています。
縦軸はArticulation(-10%~60%)を示しています。
50%のラインでは、理想的なArticulationの応答のベースラインとして機能しています。

プラスの値[More(+1,+2)]を選ぶと、システムのトランジェント、ディテール、イメージング及び音楽性が向上させます。
マイナスの値[Less(-1,-2)]を選ぶと、システムにMoreとは反対の効果を与えます。

Selectorイッチをどこに設定するかを決めるのは、主観です。
Selectorスイッチを設定して、システムパフォーマンスが最も良いと感じる場所を選び、音楽をお楽しみください!

ここまで

この技術に関して、拙宅やexorion邸でMA-X2を使って調節を行い、聴いたことがありますが面白いくらいに音が変わります。
人によって感じ方は変わりますが、私が試した感じでは特定の女性ボーカルにもう少し明るさや可愛さが欲しいなと思った時に使います。この機能欲しさに上位グレードが欲しいと思うことも(笑)

“V” Configuration(本国で特許取得済)
ケーブルをBOXの同方向(端)から出すことで、BOXを近くのラック(棚)や床に設置することが出来、それにより接続機器へのアクセスが容易になりました。
また、ケーブルへのストレインリリーフを実現しました。

ストレインリリーフ:ケーブルとコンタクトの接続部に有害な力が加わらないように、コネクタ後端に取り付けケーブルを保持すること
引用:アンフェノールジャパン 一般的なコネクタ用語集


【外見】
ケースは非常に薄く、Oracle MAの3分の1くらいです。
デザインもOracle MAと大きく変わった所は無いですね。
ファイル 2016-11-27 14 25 28
・ケース外観(撮影者:ブログ主)

ケースを開けるとビニール袋に入ったケーブル本体、それとは別にカタログとマニュアルが出てきます。
SLM90SやOracle MAと比べると包装がシンプルですね。
ファイル 2016-11-27 14 25 57
・ケースの内部(撮影者:ブログ主)

全長はBOXを入れて2mで上流側が約1.4mで下流側が約0.5mに分かれており、その間にBOXが付いている構成になっています。
ケーブルは撚り線を使っており、他のモデルと同様取り回しが良いです。
BOXの素材は樹脂(恐らく、プラスチック)が使われています。
Oracle MAやMA-X2よりは軽いです。
ファイル 2016-11-27 14 26 17
・Oracle Matrix 50の外見2(撮影者:ブログ主)

RCAプラグはコレットチャック式になっており、ジャックに負担がかかり難いので使いやすいです。
ファイル 2016-11-27 19 36 28
・Oracle Matrix 50の外見3(撮影者:ブログ主)

【レビュー】
まず、傾向としてMAやMA-X2に似ている部分が多々ありますので比較も含めたレビューを書いていこうと思います。
最後に、信号ラインのALL MIT化(High Endシリーズ以上)の効果についても触れます。

導入場所(経路):プリ-パワー間

プラスと捉えられる傾向について

・全域における高い明瞭度
Referenceグレードの最下位と言ってもここは流石と言えます。
Articulation Pole数はMAやMA-X2よりも低いですが、

高域の明瞭度: MA < Oracle Matrix 50 < MA-X2
中域の明瞭度: MA = Oracle Matrix 50 < MA-X2
低域の明瞭度: MA < Oracle Matrix 50 < MA-X2

と感じました。
勿論のこと、各帯域明瞭ではありますが決して音はキツくなったりせず、耳あたりの良さを確保しています。

・No Color Lation and Flat Balance
色の少なさという観点ではMA-X2に近く、帯域バランスも悪く無いです。
(音色の自然さは世代が上ってくほど精度は上っていくように感じています。)
MAで感じる低域の膨らみ、高域の下がりは、Oracle Matrix 50では感じられません。

・正確な音のコントロール
特に低域のコントロール力の高さが現行MITの他社をも凌ぐ魅力の1つだと言えます。
MIT(High Endシリーズ以上)は低域の膨らみ、滲み、抜けの悪さ、スピード感の遅れなど、現代アニソンで抱える問題部分を解消してくれる大きな役割果たしてくれます。

試聴したものを含めて並べると

低域のコントロール力: MA < Oracle Matrix 50 < MA-X2

と感じました。

・3次元的なサウンドステージの展開と音像表現
上下・左右・前後方向のステージ展開、その中に定位する輪郭に滲みのない音像表現
この点において並べると

上下・左右・前後方向のステージ展開: Oracle Matrix 50 < MA < MA-X2
音像表現: Oracle Matrix 50 < MA < MA-X2

と感じました。
Oracle Matrix 50があくまでもReferenceグレードの最下位と感じさせられる結果でした。
やはり、2C3DやSITなどMIT特有の技術が採用されていない差なのかと思いました。

・高いSN表現
背景の静かさ、明暗の違い(黒の重さ)
この点において並べると

背景の静かさ: Oracle Matrix 50 < MA < MA-X2
明暗の違い: Oracle Matrix 50 < MA < MA-X2

と感じました。
BOXの材質やプラグ、上記の項と同様、JFAが採用されていない差なのかと思いました。

【まとめ】
売りとしているReferenceグレードの性能をハイコストパフォーマンスで実現というのは納得できる効果を感じることが出来ました。
上位モデルとの差を感じながらも、2007年当時フラグシップモデルであったMAをも凌ぐ部分があったことには驚きました。
世代が上がる(現在:第5世代)ことによる性能(音質)の向上は確かにあり、それに伴って高価格になっている現状には(ry
そうであっても、今後もMITが出す製品は、私にとってシステム構築における重要なコンポーネントの1つであることには変わりませんが(笑)


信号ラインのALL MIT化について

・DAC-プリ間: Oracle MA
IMG_5150.jpg

・プリ-パワー間: Oracle Matrix 50
ファイル 2016-11-27 14 26 53

・パワー-スピーカ間: SL-Matirx 90 S
ファイル 2016-10-23 16 20 54

ALL MIT化により、

「音が野放図に放たれるのではなく纏まりを持ちつつ、正確な音階で曖昧さや滲みを感じさせない安定感のある音」

になりました。

私は今回の試みで現代アニソンの鳴らし難さ、消化不良を生じさせやすい大部分をコンポーネントによって改善させる1つの方法を見つけたと思っています。
勿論、スピーカや上流から下流の機器選定、電源対策も大事ですが、それと同じくらい私にはその機器とを繋ぐ経路も大事だと実感させられました。
今後の導入記の予定としてはNEWスピーカとNEWパワーアンプのファーストインプレッション等を書く予定です。
そして、それを通してそれぞれの重要性に触れていけたらと思っています。

最後に、
今回、当初の想定額の半分以下で収まったのはMAを譲って頂いたロメオさん、SLM90SのJohnさん、Oracle Matrix 50のPeterさんのおかげだと言えます。
そして、ALL MIT化のきっかけを作って頂いたexorionさんへ
改めて、心より感謝申し上げます。

MIT関係の記事
・『MIT Oracle MA-X2 (MA-X Rev2) 試聴記』_
・『MIT Oracle MA Interconnect 導入記』_
・『MIT SL-Matrix 90 Speaker Interface 導入記』_

MIT SL-Matrix 90 Speaker Interface 導入記

7月下旬に導入したSpeakerケーブル(Interface)についての導入記になります。
導入したものはMITの現行モデルである「SL-Matrix 90 Speaker Interface(以下、SLM90S)」になります。

ファイル 2016-10-23 16 23 08
・SLM90S(撮影者:ブログ主)

導入の経緯としては、
信号ラインのALL MIT化(High Endシリーズ以上)の実現をするための第二弾として導入されたのがこちらのSLM90Sになります。

現在、MITは国内に輸入代理店を持たないので、USAから個人輸入で入手しました。
概要の前に、現在のMITのラインアップを簡単に紹介します。

MITのSpeaker Interfaceは大きく4つのシリーズがあります。
シリーズ名
グレード
価格レンジ(USD,8ft,single)
各シリーズ最上位の画像

StyleLine Series
→Started グレード
→500~1200USD(3モデル)
StyleLine_SL_12__516c883697d61.jpg
・StyleLine SL12(公式HPより)

SL-Matrix Series
→High End グレード
→2500~10000USD(3モデル)
SL_Matrix_90_Spe_56e1ffe6e044d.jpg
・SL-Matrix 90(公式HPより)

Oracle Matrix Series
→Reference グレード
→15000~30000USD(2モデル)
Oracle_Matrix_Su_56e1ff746e895.jpg
・Oracle Matrix Super HD 120 Rev. 2(公式HPより)

The Articulation Control Console(ACC) Series
→Note Perfect グレード
→45000~80000USD(3モデル)
ACC_268_Articula_56c3afb9cd1b4.jpg
・ACC 268(公式HPより)

詳しくは公式HPの商品一覧から_


【概要】
SLM90SはSL-Matrix Seriesの最上位に位置するモデルです。
今回は10ftのUSED品を格安で輸入しました。
(新品だと10ft:10359USDもするので流石に買えません...)
このモデルにも特徴的なBOXが左右に一個ずつ付いています。
また、MIT特有の技術として「Multipole Technology」が採用されています。
技術の説明についてはOracle MAの際に書いていますのでそちらを御覧ください。
『MIT Oracle MA Interconnect 導入記』

90poles.jpg
SLM90SのArticulation Pole数は90とされており、Reference グレードであるOracle Matrix HD90 Rev.2のSDモードと同等のPole数となっています。(HDモードは115 Poles)
違いとしては、採用されている技術(HD90には2C3D、F.A.T) やInterfaceの素材が金属(アルミ)などです。


【外見】
過去のMITとは異なるケースに入っています。
SLシリーズのロゴがあしらわれており、非常にシンプルなデザインになっています。
ファイル 2016-10-23 16 19 11
・ケース外観(撮影者:ブログ主)

ケースを開けると内側に緩衝材(スポンジ)が敷き詰められており、頭にはMITのロゴが印字されています。
緩衝材の頭を外すとケーブルが専用のポーチに入って収納されています。
ファイル 2016-10-23 16 20 09
ファイル 2016-10-23 16 20 32
・ケースの内部(撮影者:ブログ主)

全長はBOXを入れて10ft(3m)で上流側が約1.4mで下流側が約1.4mに分かれており、その間にBOXが付いている構成になっています。
ケーブルは撚り線を使っており、太さはあるものの非常に取り回しが良いです。
ファイル 2016-10-23 16 22 51
ファイル 2016-10-23 16 23 08
・ケーブル外観(撮影者:ブログ主)

BOXは従来のような角ばった形では無く、角が取れた綺麗な曲線を描く形になっています。
(シリーズ名にある通りスタイリッシュですね!)
BOXの素材は、SL-Matrix Seriesまでは樹脂(恐らく、プラスチック)が使われています。
なので、Oracleよりは軽いのでケーブルに負担をかけにくいです。
ファイル 2016-10-23 16 21 14
ファイル 2016-10-23 16 21 36
・Interface外観(撮影者:ブログ主)

プラグはYラグになっており、購入時にYラグかバナナプラグで選ぶことが出来ます。
ファイル 2016-10-23 16 22 24
・プラグ外見(撮影者:ブログ主)

【レビュー】
毎度のこと、細かいパラメータや比較などは入れずに、このケーブルを導入してみて感じたことをそのまま文にしていこうと思います。

導入場所(経路):パワー-SP間

まず、傾向としてInterconnectのMA、MA-X2と大きくは変わらないので今回は、「exorion邸訪問記その3」の最後に書きました『弩級SPケーブル3種聴き比べ』の結果を交えて書いていこうと思います
「exorion邸訪問記その3」
IMG_5564.jpg

プラスと捉えられる傾向について

・全域における高い明瞭度
現行のMITの上位グレードに感じる特徴の1つです。
Articulation Poleの高さをしっかりと感じられる部分で、上から下まで滲み無く明瞭に聴き取ることが出来ます。
明瞭でありますが、決して音はキツくなったりせず、耳あたりの良さを確保しています。

・No Color Lation and Flat Balance
こちらも現行に共通して感じられる部分で、音色に対して着色は行わず、各帯域のエネルギーバランスに関しても盛ったり減らしたりということを感じさせません。
この特徴は他社製のケーブルを入れた時によく感じます。

・正確な音のコントロール
信号ラインのALL MIT化を進める1つの理由になっている要素です。
音が野放図に放たれるのではなく纏まりを持ち、正確で曖昧さを感じさせないのは現代アニソンを楽しく鳴らす上で重要なコンポーネントの1つだと思っています。
特に正確さという意味では中低域から低域の描写に長けており、この音に慣れと体外のケーブルはコントロール不足だと感じます。(それが生に近い音かは別として)

マイナスと捉えられる傾向について
今回は主に比較した際に、物足りないなぁと感じた部分を書いていこうと思います。

・SN感の表現
3種の中で一番低い結果となった要素です。
もう少し背景の静かさを感じられたらと思いました。
音像に対する明暗の部分で、暗の部分が浅く感じたので、曲によってボーカルの音像定位の甘さと立体感不足を感じました。
この点についてはシールドの違いやSLM90Sの場合、Interfaceのボディが樹脂なのもこの部分に関係していると思っています。

・躍動感と色彩感
あくまでADと比べてですが、音楽が躍動し情感を感じられるような音楽性を持つケーブルかと言われると疑問を感じます。
ソースのそのままを正確に滲み無く描写するのが現行MITだと思っています。
私が信号ラインに要求しているケーブルの性能と要素としては満たしているので問題は無いですが、曲によってどうしても物足りなさを感じてしまいます。


【まとめ】
強烈な個性を持たないケーブルだけに、人によっては地味と感じるかもしれませんが基本性能の高さやバランスの良いニュートラルなサウンドは最近のハイエンドケーブルでは希少だと思っています。
音作り、取り回しの点では使いやすさの際立つケーブルで人によってはこのモデルでSPケーブルを終息出来ると思います。
ネックとなるのは、価格だと思います。やはり高いと思います...。
しかし、オーディオ製品に全般に言えることですが、物の価値を決めるのは買った人間のみであり、自分自身が納得出来れば価格というのは些細な部分でしかないと思っています。
好きな音楽を聴きたいために何が足りないのか考えた時にコンポーネントで解決出来る部分であれば、私はいくら高かろうと最短経路だと思い投資すると思います。
最終的にはReferenceグレードであるOracle Matrixを試したいです。当分の間は格安の出物がない限り変わることの無いですが(笑)。

いよいよ、次回でMITの導入記は最後になります。
導入するコンポーネントのレビューと待望の信号ラインのALL MIT化によって作り上げられるサウンドについて書いて行こうと思います。

MIT Oracle MA Interconnect 導入記

5月下旬に導入したInterconnectについての導入記になります。
導入したものはMITの元フラグシップ(2007年代)「Oracle MA Interconnect」になります。

IMG_5150.jpg
・MIT Oracle MA(撮影者:ブログ主)

導入の経緯としては、
5月に更新した「MIT Oracle MA-X2 (MA-X Rev2)試聴記」より
『最終的な目標であるSpectralのセパレートアンプとMAGICOのスピーカー導入の他に、MITのMAクラスを一緒に導入するということです。』
そこで今回は、目標のための準備として核となるコンポーネントを揃えることに決めました。

exorionさんよりCablefanのオーナーであるロメオさんが、Oracle MAの放出が可能と伺い、すぐさま譲っていただけるか交渉しました。

【概要】

MAにも特徴的なBOXが左右に1個ずつ付いています。
このBOXにはMA-X2と同様に接続する機器とのインピーダンスマッチング行うためのAdjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))が付いています。
その他にMIT特有の技術としてMultipole TechnologyMIT 2C3D technologiesが採用されています。
現行のMA-X以降ではSIT (Stable Image Technology) 、JFA (Jitter Free Analog)等の新技術が採用されています。
これらの技術の説明についてはMA-X2の試聴記をご覧ください_

IMG_5146.jpg
・MIT Oracle MAのBOX(撮影者:ブログ主)

前回説明をし忘れたMultipole Technologyについて分かる範囲で説明したいと思います。

Multipole Technologyについてはこちら
Multipole_Inside_2013_compact.jpg

MAについてはBOXを開けた画像が公式に掲載されてますが、パッシブのフィルタ(ネットワーク)を実装した基盤が入ってるそうです。
mitcableswhatsinthebox.jpg
・BOXを開けた画像(公式HPより)
※アメリカで特許を取得している技術のようです。

以下、解説。
MITケーブルのコアとなるオーディオケーブル技術は、
全てのオーディオケーブルがエネルギーの保管と輸送において最も効率的であるという事実に基づき設計された、
独創的な多極ケーブル(Multipole)です。

下のグラフは、
横軸は周波数(Hz)及び人間の可聴域の帯域幅(20Hz~20kHz)を示しています。
縦軸はArticulation(-10%~60%)を示しています。
これらのグラフを使って、この帯域幅にわたってケーブルがどれほど上手く繋がっているかを示します。
50%のラインでは、理想的なArticulationの応答のベースラインとして機能しています。
50%を上回る場合(Over-articulation)は“荒々しい(harsh)”または“不安定な、脆い(brittle)”、
50%を下回る場合(Under-articulation)は “細い(detail)”または“不明瞭(garbled)”と感じられます。

グラフA:
競合他社のオーディオケーブル2本の帯域幅をMITの研究所でテストした結果を示しています。

 ケーブル1:
  このArticulation Poleでは低い周波数帯域に寄っているためオーディオファイルは「濁った」、「ベールに包まれた」と感じられます。
 ケーブル2:
  このArticulation Poleでは高い周波数帯域に寄っているためオーディオファイルは「明るい」または「速い」と感じられます。

さらに、両方のケーブルには、それぞれの各色で塗り潰した部分で示すように50%を上回る領域があります。

グラフA2
・グラフA(公式HPより)

グラフB:
このグラフは、MITの一般的な6 Articulation Polesを持つinterfaceを示しています。
MITのインタフェースでは低域(BASS)、中域(MIDRANGE)、高域(TREBLE)に最適化された複数のArticulation Polesが持つように設計されています。
Articulation Polesでは、複数のケーブルを使用しているかのように、単一のケーブルではなく、より均一な応答でオーディオ信号を伝送するために相乗的に協働します。
ポールAとBは、より良い(明瞭でフラットな)低域(BASS)を提供します。
ポールCとDは、より良い中域(MIDRANGE)を提供します。
ポールEとFは、より良い高域(TREBLE)を提供します。

グラフB2
・グラフB(公式HPより)

グラフC:
このグラフではMITの6 Articulation Polesを持つinterface(黄色の線)とグラフAの競合他社のケーブルを直接比較しています。
MITのinterfaceは、線形的なArticulationの応答を提供し、より低域の制御がスムーズで、低いノイズフロアと共に拡張された高域を実現します。-"1本で複数のケーブルがあるように!"

グラフC2
・グラフC(公式HPより)

MITのinterfaceを選ぶ際は、Multipole Technologyのロゴと性能評価を示す各製品のPole数(Articulation Poles)を探します。
このシンプルな機能は、完全な信頼性と正確性でどのシステムでも適切なパフォーマンスレベルを選ぶのに役立ちます。
例として、Oracle MAでは68 Articulation Poles、MA-X2では95 Articulation Polesとなっています。
この値が高いものほど、高いパフォーマンスが得られるとしています。

※図に示すようなロゴや製品説明欄に書いてあります。

9X-MP-2013-logo_compact.png
・例;9 Articulation Polesのロゴ(公式HP)

最後に、
Multipole Technologyとは、
『1本で複数のケーブルを持つようなものです!』

注意:所々表現としておかしい部分も有りますが、私が解釈した書き方にしています。
詳しくはリンク先をご覧ください。 ※2017/3/25修正

MAとMA-X2の違いについては以下の表に示すとおりです。
比較表

【外見】
全長は1m(箱なし)で上流側が0.5mで下流側が0.5mに分かれており、その間にBOXが付いている構成になっています。
ケーブルの素線は恐らく撚り線であることから非常に取り回しに優れていますがMA-X2に比べると太いです。
RCAプラグにはVampire WireのXhadow RCA(アルミボディ、銀メッキ)が採用されています。こちらもMA-X2に使用されているものよりシェルが太いタイプです。
箱が非常にずっしりと重いので、高さのある所同士の機器の接続には、繋ぐ端子や機器の負荷を考慮して設置すると良いでしょう。
※アルミ削り出しのBOX

IMG_5143.jpg
・MAの外見1(撮影者:ブログ主)

IMG_5148.jpg
・MAの外見2(撮影者:ブログ主)

【レビュー】
いつも通り、細かいパラメータや比較などは入れずに、このケーブルを導入してみて感じたことをそのまま文にしていこうと思います。

導入場所(経路):プリ-パワー間
セレクタの値:Impedance Selector(Low)

プラスと捉えられる傾向についてはMA-X2と大きく変わらないので、比較してみて感じたクオリティの差について書いていきます。
まず、MA-X2の試聴記をご覧になってから以下の読んで頂けたらと思います。

Oracle MA-X2 (MA-X Rev2)の試聴記はこちら
比較では、MA-X2で上げた項目毎に書いていきます。

・3次元的なサウンドステージの展開と音像表現
この点については、MA-X2の方が上です。
3次元的なサウンドステージの展開では、MAの方が狭く立体感が足りないと感じます。
そして、音像表現では少し輪郭に滲みを感じるので、視覚的に見える音という点で少し不満があります。
新技術の採用やArticulation Poles数による精度がこの項目での差を感じさせる部分だと思います。

・No Color Lation and Flat Balance
音色の自然さという点ではMAとMA-X2に大きな差は感じませんでしたが、帯域バランスとしてはMAの方が悪く感じます。
具体的には、低域については力感と温度感があるのでMA-X2と比べると低域が少し持ち上がってるように聴こえます。
また、高域については伸びとレンジ感、抜けがMA-X2と比べると悪いです。
この辺もArticulation Poles数による精度の差を感じます。
良い所としてはMA-X2をプリ-パワーに入れた時に感じた機器同士がシームレスに繋がる感じはMAでも健在です。
そして煩さもないので耳当たりの良さも十分に確保されていると言えます。

・超ワイドレンジ感
この点についてもMA-X2が上です。
特に高域のレンジ感が顕著に差として現れます。
とは言っても、通常のシステムであればMAでも十分だと思います。

・高いSN表現と正確な音のコントロール
背景の静かさと透明感ではMA-X2の方がやはり上です。
この辺りはJFAやSITと行ったMITの新技術の有無による差が大きそうです。
音のコントロールでは低域においてMA-X2に比べると制御しきれていない部分があるように思います。
特にコントラバスの表現で聴き比べるとハッキリした差を感じます。
MA-X2を入れた時のコントラバスは曖昧さを全く感じさせません。
弦を弾く手の動きから、胴鳴りの感じが付帯音によって汚されず綺麗に出て来ます。
現代アニソンでは音のコントロール力は必要以上に求められるので、この項目の性能が高いに越したことはないです。

【まとめ】
総じて、MA-X2の方が性能が高いと言えます。
新技術の採用、Articulation Poles数の違い、そして唯一のマイナスと捉えられる価格の差(7000USD差)
これらの裏付けを納得せざる負えない音質差を感じました。
ここまで呼んだ方はおそらくMAは大したことないと思うかもしれませんが、それはMA-X2を聴いてしまったからです。
MA-X2を聴かなければ必要十分なクオリティだと思います。

今回色々調べてるうちに、改めて感じるのはMITの考え方や技術、製品を見ていると"ケーブル"では無いなと思います。
MITが言う通り1つの「インターフェース」ということです。
MIT関係のレビューで私が繰り替えし言っていることですが、やはり私にとっては非常に重要なコンポーネント。
信号ラインには無くてはならないものになっています。


次回もMIT関係の導入記を書く予定です!
今月末には待望の信号ラインのALL MIT化(High Endシリーズ以上)が実現されます。
すでに今月頭にALL MIT化による音は試聴しているので導入が楽しみです♪