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Fundamental RM10 - ゆかりん、ざーさん、いのすけシステム完成!

今年の締めくくりにはまだ早いですが、今年分のシステム改修が完了したので記事にします。
ベースとなるのは昨年の12月に更新した以下の記事になります。
Fundamental RM10 - ゆかりん、ざーさん、いのすけシステム完成(仮)!

主な変更点は以下の通り、
<●Outlook for the futureより、>
次に、再現性向上を考えてネットワークブリッジを導入する。
→それに伴いPCをRoon Core Serverとしての運用を排し、PPに集約
・exaSound PlayPoint
→導入記はこちら
exaSound-PP1-Side-640.png
・外観(公式HPより)


スピード感と基本性能向上のために以下のパワーアンプを導入する。
・Fundamental MA10
ma10_f2.jpg
・外観(公式HPより)

<新規>
電源コンディショナーの導入
・Shunyata Research Hydra Cyclops V2
→導入記はこちら
shunyata-research-power-distribution-hydra-series-cyclops-us-angle.jpg
・外観(公式HPより)


電源タップの変更
・VOVOX textura power distribution
90002-Gesamtbild-black-usa.jpg
・外観(公式HPより)

その他、ルームアコースティックの強化と電源構成の変更


【目次】
●My System
●Ideal Sound & Vision
●Sound Design
●Sound Create
●Result
●Outlook for the future
●Editor's note/Acknowledgments



IMG_2374.jpg
・スピーカ(撮影者:NOSさん)

●My System
・赤字が変更点

・Network Bridge:exaSound PlayPoint
 - Power Supply:Special orders
  - Power Cord:VOVOX Textura power
 - USB Cable:AIM SHIELDIO UM1-N005
 - LAN Cable:JS PC Audio NOCX

 - Switching Hub:JS PC Audio NH-10D(Special orders)
   - Power Cord:Custom
  - LAN Terminator:JS PC Audio NLT1

 - NAS:IO DATA Rock Disk next WD2T
  - Noise Cancellation:iFi Audio DC iPurifier
  - Power Supply:Special orders
   - AC Conditioner:JS PC Audio AFS1 LTD [1st Anniversary Edition]
   - Power Cord:OYAIDE L/i 50 OFC R2.5
  - LAN Cable:JS PC Audio NOCX

・DAC:exaSound e20mk3
 - Noise cancellation:iFi Audio DC iPurifier
 - Power Supply:Audio Design DCA-12V
  - Power Cord:VOVOX Textura power
 - Insulator:KRYNA:C-prop mini extend/3P

・Pre Amplifier:Jeff Rowland D.G. CONSONANCE
 - Power Cord:Crystal Cable Dream Line Plus
 - Insulator:KRYNA:C-prop/3P

・Power Amplifier:Fundamental MA10
 - Power Cord:Fundamental RPC10

・Speakers:Fundamental RM10
 - Sp Cable:MIT SL-Matrix 90 Speaker Interface 10ft
 - Sp Insulator:KRYNA:D-prop mini extend/3P
 - Sp Stand:Acoustic Revive RSS-602
 - Stand Insulator:COLD RAY:SPIKE PROTECTOR 3
 - Sp Board:Acoustic Revive RST-64

・Interconnect:
 - DAC → Pre:MIT Oracle MA
 - Pre → Power:MIT Oracle Matrix 50

・Outlet:JODELICA THE SOUND SOURCE Ⅱ
 - Outlet Cover:Audio Replas CPP-2SZ
 - Outlet Base:Acoustic Revive CB1-DB
 - Power IN:Poweramp, Power conditioner

・Power conditioner:Shunyata Research Hydra Cyclops V2
 - Power Cord:MIT Oracle AC1 Rev1.2
 - Insulator:OBLIGATO ACOUSTIC DCmini/4P
 - Power IN:Power Supply2, Preamp

・Power Supply:VOVOX textura power distribution
 - Power Cord:MIT Oracle Z-Cord III
 - Power IN:PC, Hub, NAS
 - Noise Harvester:Richard Gray's Power Company 400pro Mod rev.3

・Rack:QUADRASPIRE Q4D SLIT Black

・Room Tuning:
 - SoundSphere Next TILE TL1350 /2
 - SoundSphere Next PYRAMID PY400 /2
 - Vento SQUARE /32
 - YAMAHA ACP-2 MB /1
 - etc... /22

システムギャラリー:
IMG_3934.jpg
・システム全体像(撮影者:NOSさん)

写真 2017-08-19 14 55 33
・NetworkBridgeとDAC、専用電源(撮影者:ブログ主)

写真 2017-08-19 14 56 54
・Preamp(撮影者:ブログ主)

IMG_3958.jpg
・Poweramp(撮影者:NOSさん)

IMG_2267.jpg
・Speaker(撮影者:NOSさん)

IMG_3965.jpg
・Shunyata Research Hydra Cyclops V2(撮影者:NOSさん)

ファイル 2016-12-17 14 08 21
・MIT Oracle MA(撮影者:ブログ主)

IMG_3968.jpg
・MIT Oracle Matrix50(撮影者:NOSさん)

IMG_2332.jpg
・MIT SL-Matirx90S(撮影者:NOSさん)

写真 2017-08-19 15 56 54
・MIT Oracle AC1mod Rev1.2(撮影者:ブログ主)

写真 2017-08-19 14 57 30
Crystal Cable Dream Line Plus(撮影者:ブログ主)

システムの構築にあたって、
まず、私が求める理想の音について述べます。

●Ideal Sound & Vision
「ストレスを感じさせない、目の前でアーティストが歌っているように感じさせる躍動的な音」

私が聴く音楽はアニメや声優を主体としたものが9割を占めます。
その中でも以下についてはReferenceとしています。
アーティスト名:曲名

・田村ゆかり:追い風
7.jpg


・花澤香菜:君がいなくちゃだめなんだ
kimi_003_cs1w1_400x.jpg


・水瀬いのり:Innocent Flower

1189040_1_0_large.jpg

●Sound Design
理想の音から考えられるシステムに必要な要素を列挙したいと思います。

まず、理想の音を2つに分けます。
 ①「ストレスを感じさせない音」
 ②「目の前でアーティストが歌っているように感じさせる躍動的な音」


私にとって①とはどういった音なのかを要素ごとに列挙します。
・耳に刺さらない
・帯域にピーク感を感じさせない
・音の遅れを感じさせない
・音がダマにならない
・音が被らない
・定位感が曖昧にならない
・コンプレッションによる音圧のピーク感を感じさせない
・抜けの悪さを感じさせない

同様に②とはどういった音なのかを列挙します。
・楽器やボーカルに厚みがある
・キレと張りがある
・ボーカルの口が大きくならない
・スピード感とノリの良さ
・声質の再現力
・実在感を感じさせる空気感
・定位感のブレと滲みが少ない
・サウンドステージが平面的にならない
・纏まり

ざっと思いつくだけ書いてみましたが、一行の文の中にこれだけの要素が詰まっています。
私の場合、それを自身の耳で納得がいくまで試行錯誤を繰り返します。
感性的で曖昧な表現が多いですが、1つ1つ要素が満たされていくと、それは自分の中での違和感のなさに繋がります。


●Sound Create
上記の要素を実現するためにスピーカ、機器、ケーブル、アクセサリ、部屋の調整を行っていきます。
しかし、それを全ての要素毎に書いていくと終わりが見えないので要素を絞り纏めた状態で書いていこうと思います。

纏めたのが以下になります。

1:耳当たりの良さ
2:躍動感
3:定位感
4:纏まり
5:分解能
6:再現性


機器やケーブル等が上記のどの要素に貢献しているかを簡単に書いていきます。
※上にあるモノほど貢献度が高い
※細かいアクセサリは省く


1:耳当たりの良さ
 ・ルームチューニング
 ・信号ラインの現行ALL MIT化(Oracle MA, Oracle Matrix50, SL-Matrix 90S)
 ・電源環境の改善(アクセサリ含)
 ※My Systemに記載のもの

一言コメントのようなもの:
・ルームチューニングについて、
拙宅は約6畳という狭い空間にシステムを置いています。
部屋の特性は、反射が多く、生活用品によって元々弱デッドに触れています。
そこで拡散材をメインにパネルを置いては外しを繰り返しながら、特定の帯域に大きなピーク感を感じさせないようなエネルギーバランスに調整を行います。
天井と左右の壁の一次反射、正面と正面のコーナーの対策という基本的な部分を重点的に、対策を行っていきます。
部屋が出来上がるにつれて、コンプレッションによる音圧のピーク感が大きく減少していき音が解れていくのが感じられます。
ルームチューニングについて今後も試行錯誤していく部分になります。

・現行ALL MIT化について、
ALL MIT化のキモはMultipole Technologyによる高いPole数を持ったグレードで統一することによる広いレンジを滲み無く、バランスよく、繋がりよくすることにあります。
これは最終的な音が非常にバランスの良い違和感の少ない音になります。
また、基本性能はずば抜けて高く、純度を落とさず補正を行うパッシプEQのような振る舞いをします。
現行MITでは上のグレードに上っていく程、幅広いレンジをカバーすることが出来ます。
補足:Referenceグレード:Oracle Ma, Oracle Matrix50, HighEndグレード:SL-Matrix 90S
当ブログではMIT関連の記事を多く投稿しているので興味を持たれた方はそちらをご覧ください。

・電源環境の改善について、
ノーマルモードやコモンモードノイズ対策は勿論のこと、聴覚上のノイズ感を減らすために導入場所ごとに取ったり外したりを繰り返しながら選定します。
今回、Hydra Cyclops V2を入れた効果は非常に大きく、ノイズ感をぐっと減らして音色のバランスを大きく変えずに壁を感じさせない空間が現れました。
今回一番時間がかかった部分は各機器の電源の取り方かもしれません。


2:躍動感
 ・Speakers:Fundamental RM10
 ・Pre Amplifier:Jeff Rowland D.G. CONSONANCE
 ・Power Cord:MIT Oracle AC1 Mod

一言コメントのようなもの:
・スピーカについて、
MAGICO S1と悩んでいる中、購入の決め手となったのがこの要素がRM10の場合はスピーカの個性として最初から持ち合わせていたからです。
まだ底が見えないと思っていましたが今回パワーアンプを変えて漸くその真価の一部を感じました。

・プリアンプについて、
アルミブロックの鏡面仕上げが印象的なのが今のJeff Rowlandですが、私があえてコンソナンスを選ぶ理由はその音にあります。
背景の黒さは今に通ずるものを感じながらも濃密で厚みがあり、温度感のある動的な音を出してくる絶妙なバランスに惚れ込んでいるからです。
音色に大きな色を付けているという印象は薄く。恐らく上流機材の真面目さと上手く合わさっていると思っています。

・電源ケーブルについて、
主に古いMITであるOracle AC1による中低域から低域に厚みと張りを感じさせ、駆動感のあるエネルギッシュな音作りになっています。
Modifyをせずに使うと、このケーブルの悪い特徴である高域の詰まり、サウンドステージの閉鎖感が気になります。
少しの調整でそこが気にならず、このケーブルの良さのみを抽出して使うことが出来ます。
今回はHydra Cyclops V2用にIECを20A品に改装しました。プラグはフルテックの元トップエンドのFI52になります。
より背景の黒さが際立ち、従来の張りを持たせつつキレと滑らかさが出てきました。


3:定位感
 ・Speakers:Fundamental RM10
 ・Power Amplifier:Fundamental MA10
 ・Power Cord:Crystal Cable Dream Line Plus
 ・Interconnect:MIT Oracle MA

一言コメントのようなもの:
・スピーカについて、
サウンドステージは前後左右に広く、また音が前に出て来やすいため、ボーカルが浮かび上がってくるように感じられます。
構造がこれらの特徴を出していると思っています。

・パワーアンプについて、
聴覚上のノイズ感が極めて少なく、サウンドステージの見通しの良さ、ボーカルが滲まない事があげられます。
上記の部分は以前のパワーアンプの数段上をいくクオリティを出し、低域の見通しと安定感がよりしっかりとした定位感が得られるようになりました。

・電源ケーブルについて、
Crystalケーブルの上から三番目のモデルであるDream Line Plus(DLP)はセミフラグシップのAbsolute Dream(AD)同様、サウンドステージは前後感に優れ、音像と音像の距離感を正確に描写します。
また、音像の輪郭をはっきりくっきり描き出す特徴も兼ね備えているために音像表現に特化したケーブルだと言えます。
最近、当ブログではお馴染みのexorionさんの所でフラグシップのUltimate Dream(UD)とADの比較をしましたが、別方向の質の高さを感じました。


ファイル 2016-07-18 17 18 57
・Dream Line Plus(DLP)(撮影者:ブログ主)

Picture 1180
・Absolute Dream(AD)(公式HPより)

UD.jpg
・Ultimate Dreamの構造図(公式HPより)

・Oracle MAについて、
Oracleグレードの上位モデルに採用されている2C3D technologiesによって立体的サウンドステージが現れます。
この技術によってより定位感が際立ちます。
下記の写真にある以前試聴したMA-X2はもっと凄いです!

IMG_5047.jpg
・MIT Oracle MA-X2(撮影者:ブログ主)

4:纏まり
 ・信号ラインのALL MIT化(Oracle MA, Oracle Matrix50, SL-Matrix 90S)
 ・ルームチューニング

一言コメントのようなもの:
・ALL MIT化について、
現行MITの真骨頂である、ずば抜けたコントロール力こそが最たる特徴だとます。
先月投稿した導入記にもあるように信号ラインのALL MIT化は「音が野放図に放たれるのではなく纏まりを持ちつつ、正確な音階で曖昧さや滲みを感じさせない安定感のある音」を実現してくれます。
これは私が聴くソースでは特に大きな効果を発揮し、必要不可欠なコンポーネントになっています。
だからこそ、より上のモデルへ行きたいという願望が芽生えて来るわけですが、年単位で貯金が必要なほど新品では高価であり、USEDでの出物も少ないのが痛いです...
それでも、全てを現行のOracleグレードで揃えるつもりです!

・ルームチューニングについて、
部屋の特性に応じた吸音と拡散のバランスが、この要素にも大きく関わってきます。
最適解は存在しないので、只管試行錯誤をして自分の耳で確認するしかありません。
少なくとも未対策の部屋とは大きな差を感じられます。

5:分解能
 ・Speakers:Fundamental RM10
 ・Power Amplifier:Fundamental MA10
 ・Network Bridge:exaSound PlayPoint
 ・DAC:exaSound e20mk3
 ・ルームチューニング
 ・信号ラインのALL MIT化(Oracle MA, Oracle Matrix50, SL-Matrix 90S)

一言コメントのようなもの:
・分解能について、
分解能は私にとって全ての機器やケーブル等の基本性能にあたる部分なので、これはハイエンド並のクオリティを求められます。
音の出口であるスピーカがこの要素を満たしてない時点で、私の聴くソースは非常に鳴り難いものと感じてしまいます。
同様に機器や機器同士を接続するラインにおいてもそのことが言え、分解能に関しては高いに越したことはありません。
どういった所が、分解能が高いと感じるのかについては、自身の耳で只管に聴くことを繰り返していく他ありません。
私の経験ですと分解能が高いと思ったものの殆どが高価格帯のものであり、手が届かないものばかりですが、今選ばれた機器達はその中でも自分の身の丈で導入出来る最高のものだと思いながら使っています。
今回、パワーアンプ変更に伴い、この要素を大きく向上しました。
今後も纏まりを維持しつつ更なる向上を目指します。

6:再現性
 ・Speakers:Fundamental RM10
 ・Network Bridge:exaSound PlayPoint
 ・DAC:exaSound e20mk3
 ・Power Cord:Crystal Cable Dream Line Plus

一言コメントのようなもの:
・再現性について、
再現性を高めるには豊富な情報量と色彩表現が不可欠です。

・Network Bridgeについて、
Roonを運用する上で以前使っていたPCは必要不可欠と思っていましたが、PPの最新FWでRoon1.3の正式対応によりCore serverとして動くようになったお陰でこの度PCが不要になりました。
PPの導入記ではPCをCore serverとHQPによる前段オーバーサンプリングの方がPPをCore serverとして運用するより優位と書きましたが、roon1.3の対応とその他今回の改修によりPCを廃止したほうが優れるという結果になりました。
特に再現性という要素において、前構成はオーディオ的な鳴り方としては優れていますが比較すると違和感のある音であるという事がわかりました。


・DACについて、

dCSやMSB、CHORDのような独自開発のDACでは無く、汎用チップを使ったDACを選んだ理由としては3つあげられます。
1つ目は価格、2つ目はメーカの音色が薄い、3つ目は過剰なまでの演出がされないことです。
ソースに含まれる音色に対して着色を行わず、情報量を落とさず精度の高い変換器として選んだのがexaSoundになります。
ESS社のチップが採用されているDACはモノトーン調で無機質とよく言われますが、モノトーン調の時点でメーカの音色が乗っているか情報量が欠落していると私は思っています。
このDACは私が求める豊富な情報量と色彩表現を手が出せる価格帯で実現したものだと思っています。

・電源ケーブルについて、
DLPやADのもう一つの特徴である色彩表現は、他社には無い魅力があります。
特に私が聴くような音楽では、埋もれがちな楽器やボーカルに対してスポットライト当ててくれるような感じで、今まで見えなかったものをはっきりと写し出すことが出来ます。
明瞭なシステム程、明るさのピークが伸びるような間隔に陥りますが、やり過ぎると音の明暗の暗い部分(影)がなくなってしまうので注意が必要です。


●Result
実際にシステムを組み上げてみて、理想の音にどれだけ近づいたかの結果を述べていきます。
※◎→実現、○→概ね実現、△→改善の余地あり

まず、①「ストレスを感じさせない音」については85%達成出来ました。

・耳に刺さらない→◎
・帯域のピーク感を感じさせない→◎
・音の遅れを感じさせない→◎
・サウンドステージが平面的にならない→◎
・音がダマにならない→○
・音が被らない→○
・定位感が曖昧にならない→○
・コンプレッションによる音圧のピーク感を感じさせない→◎
・抜けの悪さを感じさせない→○


まず、聴き疲れを感じさせない耳当たりの良さと帯域バランスは実現出来ました。

音の遅れを感じさせないについては、今回パワーアンプを変更することで、実現出来ました。

サウンドステージが平面的にならないについては、前後左右の広さを確保することが出来つつ、音像同士の距離感が明確になることで立体的なサウンドステージが形成されました。
パワーアンプの変更と電源コンディショナーの導入、ルームアコースティックの強化に伴い実現出来たと思います。

音のダマ感や被りは、高い分解能によって相当解れましたが、曲によって解れ足りないと感じているので、概ね実現にしています。
Kalafinaのheavenly blueが歌うまでは実現出来たとは言えません(わかる人にはわかる難易度)

定位感が曖昧にならないについては、センターボーカルやツインボーカルは満足できる定位感になりましたが、3人以上のボーカルまたは楽器によっては曖昧さが残るので概ね実現にしています。
もっと良くなる部分なので今後も改修の必要があります。

コンプ音によるピーク感を感じさせないについては、現代アニソンを大きな音量で聴いても感じなくなりましたので実現出来たと思います。

抜けの悪さを感じさせないについては、曲によってまだ悪さをしていると感じられることから概ね実現にしています。
こちらもKalafinaのheavenly blueが歌うまでは実現出来たとは言えません

次に②「目の前でアーティストが歌っているように感じさせる躍動的な音」については65%達成出来ました。
・楽器やボーカルに厚みがある→○
・キレと張りがある→○
・ボーカルの口が大きくならない→◎
・スピード感とノリの良さ→◎
・声質の再現力→○
・定位感のブレと滲みが少ない→○
・纏まり→◎


まず、楽器やボーカルに厚みがあるについてはReference比で見れば実現出来たと言えますが、トータルで見るとまだ厚み不足を感じる時が所々あるので概ね実現にしました。
パワーアンプの変更で劇的に良くなった部分ではあるもののまだ実現というには早いと思いました。

キレと張りがあるについては、ドラムの再現力の観点でまだ不満があることから概ね実現にしました。
もっとグイッくる張りが欲しいと思っているので、電源強化で実現しようと思っています。

Referenceにおいてボーカルの口が大きくならないことから、実現出来たにしました。

定位感のブレと滲みの少なさについては、3人以上のボーカルや音数が非常に多いソースに関してまだ不満があることから概ね実現にしています。

スピード感とノリの良さについてはパワーアンプの変更によって上から下まで遅れること無く、ノリよく聴けるようになったので実現出来ました。

声質の再現力は、Reference比で見れば実現出来たと言えます。
しかし、佐倉綾音と高橋李依のキャラ声や南條愛乃の声質に関してまだ納得が言ってないことから概ね実現にしました。
※上記に上げた名前は、納得していない一例。

纏まりについては、何を聴いても楽しい!と感じられるようになったので実現出来たと思います。

①と②を合わせると80%(前回+10%)達成なので、大きな不満は感じられないシステムが構築出来たと実感しています。

以下にReference毎の歌っている度合を示します。

田村ゆかり:110%

花澤香菜:108%

水瀬いのり:95%



●Outlook for the future
今後の予定について書いていきます。

引き続き、声質の再現力と楽器の質感向上のために以下の電源ケーブルを導入する予定です。
・Crystal Cable Absolute Dream 1m
・Jorma Design AC Landa Cu or Cu2 1m

次に、アタック感と厚みの向上を目指して電源の強化を行う。
・IsoTek Evo3 Titan or Titan One

無期限で現行ALL MIT化のグレードアップ
Oracle MA-X2→Oracle MA-X2→Oracle Matrix SHD120

基本的にはボーカルをより良く歌ってもらうために、今後も微調整をゆっくりじっくり行っていく予定です。


●Editor's note/Acknowledgments
早いもので前回のシステム完成(仮)記事から半年以上経過していました。
着々とロードマップの通りに改修が進み更に楽しく、自身の理想に近い音になりました。
今年も残り半年を切る中で、今回の記事は今年のオーディオの区切りと言えます。
最近は月1回更新の目標が二ヶ月に1回の更新になってしまい不定期になりつつありますが、
RM10とMA10を纏めた導入記を今年中に投稿出来ればと思います。
今回の記事は昨年の記事を流用した手抜き記事ではありますが、少しでもお楽しみ頂ければと思います。

-Loui-


『NOSさん撮影集』
・Fundamental MA10
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・Shunyata Research Hydra Cyclops V2
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Shunyata Research Hydra Cyclops V2 導入記

今回導入したものはShunyata Research社のPower Distribution『Hydra Cyclops V2』になります。
6月の上旬にアメリカから輸入しました。

写真 2017-06-08 20 59 08
・Hydra Cyclops V2の外見1(撮影者:ブログ主)

概要に移る前に、Shunyata Research社の紹介をしたいと思います。
logo_2.png
・ロゴ(公式HPより)

シュンヤッタ・リサーチは米国国家安全保障委員会(NSA)の通信関係のエンジニアとして活躍したケーリン・ガブリエルと物理学者テリー・バッジとの共同で1998年に創業され、独自の設計と工法によるケーブル開発で一躍ハイエンドオーディオ界の注目を浴びている。
また、同社のケーブルはマスタリングスタジオでも活躍し中。
ピンクフロイドのメンバー、ディビッドギルモアの評判の高いアストラスタジオで使用されているのをはじめ、匠といわれるミキサーエンジニア、ダグ・サックス、ジェームス・ガスリーらも愛用している。
また、ピンクフロイドの名作『狂気』のSACDリマスターの最終音決め段階でソニーミュージックにおいても多用されているという。
さらに、フィリップス所有のクレストナショナルスタジオでもDVDやCDのマスタリングなどの高品位再生音を求める作業の際にはシュンヤッタ・リサーチのケーブルを独占的に使用している。
このクレストナショナルスタジオは米国でたった一カ所、SACDの製造施設として認定され、高品質な5.1チャンネルマスターシステムで知られているマスタリングスタジオである。
(引用先:ケーブルブランド探訪記(SHUNYATA RESEARCH編その4「Diamondback」)

リンク先にはShunyata Researchケーブルの特徴についても詳細に書かれていますので興味がある方は是非!


【概要】
Power Distributionは以下の3つのシリーズで展開されています。
・Hydara series
・Denali series
・Venom series


Hydraは同社の最上位にあたるReferenceグレードのシリーズです。
その中でもHydra Cyclopsはミニマム構成のものになります。
(V2というのが現行ラインナップ)

Hydra Cyclopsは、Hydra series最上位のTRITON用に開発された技術と材料を使用しています。
主に、高出力のアンプや大型のビデオプロジェクター等の非常に高い電流用に設計されています。
以下の図ではモノラルパワーアンプに供給するような構成図になっています。
cyclops_diagram.jpg


【技術紹介】
以下、公式HPの情報を掲載したものになります。

CCI: Component-to-Component Interference
CCI.jpg
(公式HPより)

従来のパワーコンディショナーは、家外から入ってくるノイズを遮断するように設計されていますが、電子部品自体によって生成されるノイズには対応していません。
実際、多くのコンディショナーは、それに接続されている他のコンポーネントにノイズを戻します。
CCIは、システムの性能を向上させる最も重要部分でありながら見過ごされがちな側面の1つです。
Shunyata Researchは、大きなトランスやコイル、または大きなコンデンサを使用せずにCCI干渉を制御するためのいくつかのノイズ低減の技術を開発しました。

CCC: Computer Controlled Cryogenics
cryo.jpg
(公式HPより)

Shunyata Researchは、独自のオンサイト「Cryogenics International」コンピュータ制御の極低温施設を運用しています。
液体窒素を使用して内容物の温度を華氏-320°F(摂氏-196℃)に下げる。
この時熱衝撃を防ぐために、コンピュータは一度に温度を1度ずつ監視し、低下させます。
このプロセスを使用して、当社の電源製品およびケーブルで使用される線材や導体、コネクタおよび端子の性能を向上させます。

ZPP-DS Distribution Buss:
zpp-ds.jpg
(公式HPより)

ZPP-DS(Zero-Point Power Distribution System )は、
高純度OFE合金101銅で完全に作られたShunyata Researchの独自のパワーバスです。
ZPP-DSは、内部配線や電源コンタクト、配電バスを一点の電気接点に統一します。
これにより、他の製品に見られる多くの端子接続と数珠接続を排除することにより、接点の完全性とDTCDの性能を向上させます。

"Trivial" Terminals:
trivial_terminals.jpg
(公式HPより)

内部配線、端子、スイッチの接続に使用されるリング端子、スペード、ボルト、ワッシャーは、一部の技術者によって「取るに足らない雑多な部品」とみなされる部品の良い例です。
Shunyata Researchは、特定の用途ごとに優れた金属とメッキを使用して、これらの小さな部品を実際に設計し、製造しています。

DTCD: Dynamic Transient Current Delivery
dtcd.jpg
(公式HPより)

これは低インピーダンスの電気導体および接点を通る際の瞬時電流を測定する技術です。
当社では、電源装置および電源ケーブルの電流供給性能を最大限に引き出すために、部品および材料の設計、仕様および構築を最適化するためにこの技術を使用しています。

CopperCONN Outlets:
copperconn.jpg
(公式HPより)

商用電源コンセントやオーディオグレードコンセントの電極接点の殆どは、真鍮または銅製です。
いくつかのオーディオグレードでは、厚さわずか数百万分の1インチのニッケル、銀、金またはロジウムのメッキが施されている場合があります。
しかし、ベースの金属は数千倍も厚く、電流の大部分を占めています。
Shunyata ResearchのCopperCONNコンセントは、はるかに大きな導電性を提供する固体で、高純度、無酸素銅を使用して構築されています。
CopperCONNの出口は、優れたグリップ力と安定した接点がDTCDにおける測定可能な向上と可聴性能に明らかな違いがでるよう設計されています。

Chassis Dampening:
isolation_footer.jpg
(公式HPより)

Shunyata Researchでは、振動制御は当社製品の全体的な性能にとって重要であると認識しています。
当社の電源装置のシャーシは、重いゲージスチールまたはアルミニウムで作られ、プラスチックや薄い板金ではありません。
我々は、非常に低いレベルの振動を検出する独自の加速度計テスト装置を開発しました。
電源装置内の共振振動を測定可能し低減するエネルギー吸収フッタ、ACアウトレットガスケット、シャーシダンパーなどの振動吸収材料の開発に使用しています。

ZrCa: Noise Reduction Compound
zrca.jpg
(公式HPより)

ZrCa-2000コンパウンドは、電源導体または電源に近接して配置された場合、MHzおよびGHzの周波数範囲で高周波ノイズを吸収および散逸させる強誘電体物質の独自の配合物です。
ZrCa-2000の材料は、フェライト(鉄金属)が磁場に作用する様式と同様に電場に作用する結晶材料であり、両方とも高周波ノイズを吸収します。
しかしながら、ZrCa-2000コンパウンドは、オーディオシステムにおけるフェライトを使用した時のような負の副作用なしにそうすることが出来ます。

OFE ALLOY 101 Copper:
ofe_copper.jpg
(公式HPより)

Shunyata Researchは、線材の製造に使用できる最高純度の銅のみを使用しています。
OFE合金101またはC10100は、最低99.99%の純度と101%IACSの導電率を有する最高級の銅です。
OFEは無酸素電解液の略で、OFHC(無酸素高伝導度)に代わるものです。
C10100は純度の書面による証明書が添付された銅の唯一のグレードです。

OFE 12-Gauge Power Wire:
ofe-12gauge_wire.jpg
(公式HPより)

パワーコンディショナーの内部配線は、性能にとって非常に重要です。
この配線は、ユニットの全体的な通電容量を決定し、認識されるオーディオおよびビデオの性能に劇的に影響する可能性があります。
Shunyata Researchは、入手可能な銅の最高純度であり、純度の書面による証明書が添付されている銅の唯一のグレードである、OFE合金101の12ゲージ電源線を独自に製造しています。
その後、線材は当社のオンサイトCryogenics Internationalコンピュータ制御施設を使用して高度な極低温処理を行います。
Shunyata Research の12ゲージの電源線はUL認定品です。

C20 Inret:
hubbell_c20_inlet.jpg
(公式HPより)

興味深いことに、多くのいわゆるオーディオグレードのパワーコンディショナーは、一般的なコンピュータグレードのC14パワーインレットを使用しています。
それは非常に小さい電気接点とグリップ強度を持っており、最大15Aの定格電流しかありません。
馬鹿げています! エントリーレベルのVENOM PS8パワーディストリビューターでさえ、HUBBELL IEC C20インレットが装備されています。
それは大規模な電気接点とグリップ強度を持っており、一般的なC14グレードの入口を軽く超えたものであり、当社の制御された低温装置で処理されます。

NIC Noise Reduction:
nic.jpg
(公式HPより)

NIC(Noise Isolation Chamber)は、
高周波ノイズを低減するShunyata Research独自の技術です。
これは、MHzからGHzの範囲の高周波ノイズを実際に吸収する強誘電体を使用しています。
Shunyata NICを搭載したリサーチパワーディストリビューターは、従来のパワーコンディショナーにあった副作用もなく、ノイズを低減します。

ざっと、呼んでみると拘り抜かれた製品であることがよくわかりますね!
ここまでがっつり説明を載せているメーカも少ないと思います。

【外見】
専用のダンボールに入って送られきました。
にしてもシュンヤッタのメーカロゴはカッコいいです。。
写真 2017-06-08 20 51 41
・Hydra Cyclops V2の元箱(撮影者:ブログ主)

写真 2017-06-08 20 55 26
・開封時(撮影者:ブログ主)

本体のトップにもロゴが印字されており、光の当たり加減で見えるのが素晴らしいです!
ファイル 2017-07-17 18 05 51
・Hydra Cyclops V2のトップ(撮影者:NOSさん)

コンセント側にはUS仕様のMax125V品が使われています。
またインレット側は20A仕様になります。
国内で販売されている電源ケーブルの殆どが15A仕様のインレットプラグなので、変換プラグを買うか、20A仕様のプラグに変える必要があります。
今回は変換プラグを使って手持ちの電源ケーブルに接続しています。

ちなみに推奨の電源ケーブルがメーカから提示されています。
・ΞTRON SIGMA HC
・ΞTRON ALPHA HC
・VENOM HC
・Standard 20A Cord
※上に行く程上位モデル

余談ですが、昨年友人に依頼され、同社電源ケーブル最上位ZtronシリーズのΣSigma Analogを輸入しました。
メーカ推奨のHC(大電流モデル)とは異なりますが、恐らく相性は良いと思われます。
もし、拙宅で入れるなら推奨としているZtronシリーズのΣSigma HCですね。
写真 2016-10-23 16 37 22
・ZtronΣSigma Analog(撮影者:ブログ主)

非常にコンパクトなので設置に難儀することはないと思います。
むしろ、使う電源ケーブルによって取り回しに難儀する可能性があります。。。

【レビュー】
Hydra Cyclops V2を使うに当たって、様々な接続方法を試しました、その中でも最も良好だった接続方法でのレビューをしていきたいと思います。
上の方でも書きましたが、ハイパワーな機器に使うことが推奨されています。

接続方法は以下のような系統になっています。
系統

パワーアンプはHydra Cyclopsから直接電源供給を行い、残りの機器はHydra Cyclopsを通した後の電源タップから電源供給を行います。

今までと接続方法が異なるため今回は比較を行いません。
基本的にはこの機器を導入してみて感じたことを書きます。

<良好に思った部分、変化した部分>
を含めて箇条書きしていきます。

・背景の黒さ、静かさ、透明感が増す
・質感が良くなり、楽器、ボーカル毎の細かい違いが分かりやすくなる
・音が大きく鈍らず、スピード感に一体感が出てくる
・情報量が格段に上がる
・全域にかけて滑らかになり耳当たりが良くなる
・聴く時間毎の音質のバラつきが非常に小さくなる
・音の線が細くならない
・力感が大きく損なわれない
・上下、左右、奥域方向のサウンドステージの広がりと彫りが深くなる


副作用について大きく目立った所はありません。
よくあるモノトーン調のつまらない音になる、どの曲を聴いても一辺倒な鳴り方、癖を感じると言った副作用はこの製品には感じられません。
この点はメーカが言うように最小限になるよう対策しているというのが頷けます。
拙宅環境下で敷いてあげるとすると耳当たり向上に伴う鮮度感が少し薄くなった点でしょうか・・。
ただし、それも他製品と比べれば非常に小さいもので、トータルの改善点からすると問題ないレベルと思っています。
こういった電源装置に関しては導入場所、接続方法で大きく印象が変わるものなので、このレビューを鵜呑みにして輸入されことはおすすめしません。

最近では国内ですとIsoTekというイギリスの電源メーカが出す電源装置が人気かと思われます。
拙宅では試せていませんが、ショップや知人宅でTitanを試聴した時の印象では、同様に線が細くなる、力感が無くなると言った副作用がなく音の透明度や情報量等を底上げされ素晴らしい製品だと思いました。
EV03_Titan_img.jpg
・IsoTek Titan(公式HPより)

また、Hydra Cyclopsとの大きな違いは、力感が明らかに増し弾力、太さが出てきます。
これはこういった電源装置を通さないときよりも増していると思いました。
ただ色んな曲を聴くとそれ一辺倒に感じる場合があり、一種のブースト感を感じる場合もあったので、この製品同様、導入場所や構成は吟味する必要があると思います。
そした、どちらにも言えることですが標準でついてくる電源ケーブルを使うとそれがボトルネックになってしまって良さを活かせないのでそれに適したものを見つける必要があります。

【まとめ】
昨年のシステム完成記事のロードマップには記載していなかったものを導入する形にはなりましたが、今回改めて電源の重要性、その影響力の大きさを実感しました。
上のレビューでも書きましたが、聴く時間ごとの音質のバラつきが小さくなったことは嬉しい誤算です。
時間がある時に満足出来ると音で好きな音楽を楽しめるというのは幸せだなと思いました。

今回の導入を元に最終的にはパワーアンプにHydra CyclopsV2、他の機材に同社のフラグシップモデルのHydra TRITON V3の導入したいと思います。
triton_v2_ssf50.jpg
・Hydra TRITON V3(公式HPより)

次回は今月の三連休に訪問した方の訪問記、その次はロードマップにも記載した大物機材の導入記を更新予定です。
更にその後はシステム完成記事のアップデートも実施予定です。
現状二ヶ月に一回の更新ペースとなってはいますが、引き続きお楽しみ頂ければと思います。

ぐっちょん邸訪問記~Venom-manの館~

月1更新を心がけていましたが、先月は更新出来ませんでした。
すみません・・・。

さて、5月更新は訪問記になります。
今回訪問したのは同じアニソンオーディオ?を楽しむぐっちょんさんのお宅です。

写真 2017-05-06 14 01 42
・システム全体像(撮影者:ブログ主)

訪問はGWの最終日前日になります。
埼玉ということで、電車で1時間半くらいで到着しました。
今回は若手とベテランのtaxsisさんとけいすさんも同行し、計4名での訪問オフとなりました。

まず、機材及びケーブル構成について、
●Venom-man’s System

・CD/SACD Player: LUXMAN D-08u
 - Aug-Line Horus NEO +α 1m(電源ケーブル)

・Integrated amplifier: Octave V70SE Silver
 - Stage III Concepts Kraken(電源ケーブル)
 - BRIMAR CV4004 Black Plate Square Getter(ドライバー管)
 - SIEMENS E81CC ×2(ドライバー管)
 - TESLA EL34 Old Brown Bass(出力管)

・Speaker: Penaudio Serenade loudspeaker
 - Jorma Design Origo(SPケーブル)
 - Finite Elemente CERABASE compact(インシュレータ)

・Rack:Quadraspire Q4D Vent
 - 山本音響工芸 インシュレータ(スパイク受け)

・Interconnect Cable:
 - Jorma Design Origo RCA(Player to Integrated amplifier)

・Cable insulator: ブナ無垢 made by Venom-man

・Outlet: Dynamic Audio Mind Shop AC Silver1
 - Birdseye Maple(コンセントベース)
 - Eau Rouge ERーCPX2(コンセントプレート)

・Room Acoustic: ACOUSTIC REVIVE WS-1

写真 2017-05-06 12 50 09
・スピーカの全体像(撮影者:ブログ主) 

写真 2017-05-06 12 51 00写真 2017-05-06 12 50 17
・スピーカのサイドウーファーと足元(撮影者:ブログ主)

写真 2017-05-06 12 51 24
・プレイヤーとプリメインアンプ(撮影者:ブログ主)

写真 2017-05-06 12 52 30
・配線の全体像(撮影者:ブログ主)

写真 2017-05-06 12 54 03
写真 2017-05-06 12 56 51
・Origo SPの木箱LR(撮影者:ブログ主)

写真 2017-05-06 12 55 09
・コンセントベースとカバー(撮影者:ブログ主)

写真 2017-05-06 12 54 59
・Krakenのプラグ(撮影者:ブログ主)

写真 2017-05-06 18 33 41
・真空管EL34(撮影者:ブログ主)

・オーディオルームについて:
広さは約8畳、生活スペース(3畳)とは独立しています。
部屋はライブ気味で、結構響いていました。

写真 2017-05-06 12 57 44
・オーディオルームの全体像(撮影者:ブログ主)

掛けた持ち込みソースは3人共CDになります。
今回も人数が多いこともあり、komugiさん方式で聴くことに。
※komugiさん方式とは:1人あたり一度にかける曲が2曲まで。by NOSさん

私が持ち込んだソースとぐっちょんさんに掛けて頂いたソースの順で書いていこうと思います。

1曲目: アクア(CV:雨宮天)/めぐみん(CV:高橋李依)/ダクネス(CV:茅野愛衣)「おうちに帰りたい」より『おうちに帰りたい』
このすば

TVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を! 2』エンディング・テーマになります。このすばは1期、2期共に好きな作品でOPとEDを買いました。
今回は1期のEDと悩みましたが、最近の心境的にこちらを選びました(笑)

この曲のポイントは以下の通り、
・3人の描き分け(声質(色)、キャラクター(個性))
 ・アクア、めぐみんの二人はとにかくアホっぽく聴こえて欲しいです。(特にめぐみん)
 ・アクアはやや女神寄りの清楚な感じも漂うと尚良いです。
 ・ダクネスは落ち着き、大人っぽさ、少しのキュートさ(恥じらい)が感じさせるような聴こえ方をして欲しいです。

感想:
声優さんの歌っている曲は、その人が演じるキャラクターを感じさせる歌い方をして欲しいと思っています。
特に複数のキャラクターが歌う曲に関して言えば、それぞれのキャラクターが引き立って欲しいです。
なので、元から声色が強い声優さんの声にはなるべくオーディオシステムで癖を載せない、音色を載せないのが理想と考えています。
(曲を作る段階でエフェクト掛けまくっているのにと思う方いると思いますが、言うほどそれが厚い壁、障害かと言われるとそうでもないです)
前置きが長くなりましたが、こちらのシステムで聴いた印象としてはアクア、めぐみん、ダクネスともに落ち着いた鳴り方に聴こえました。
落ち着いていると書くと音色が暗めと思うかと思いますが、そういう訳でなくアクア、めぐみんは爽やかでふわっとした鳴り方で心地よかったです。
このシステムではダクネスが最もイメージに近い(落ち着き、少しキュート)の点で合っていると思いました。ただ、声に深みや温度感が足りないせいか、大人っぽさが薄いと感じられました。
描き分けという点では、一人一人が歌っている部分では楽器と混ざらず聴けますが、三人が歌っている所では混ざってしまい、どこでどのキャラクターが歌っているかわかりにくいと感じました。
混ざり合いながらふわっと聴かせるイメージです。


2曲目: プラズマジカ「My Resolution~未来への絆~」より『流星ドリームライン ballade version』
流星バラード

この曲のポイントは以下の通り、
・4人の描き分け(声質(色)、キャラクター(個性))
・スケール感
・ボーカルの浮かび上がり方(音像定位)

感想:
バラードverなので、全体的に落ち着いて歌っており、その点はよく合っていました。
また、その中でも特にレトリー(CV:沼倉愛美)がダントツで歌っており、ソロverで聴いてみたいと思わせるものでした。
描き分けとしては、レトリーが主役で他三人が脇役になってしまっている印象でした。
はじめにボーカルが歌ったあとに入るピアノとドラムは、静かで綺麗目に鳴っている印象です。
もう少しドラムに張りや力感、ピアノに一音一音の太さが欲しいと思いましたが、全体的にゆったりキレイに鳴っていたので聴きやすかったです。


3曲目: プラズマジカ「迷宮DESTINY/流星ドリームライン」より『流星ドリームライン』
迷宮DESTINY流星ドリームライン

この曲のポイントは以下の通り、
・主役の描き分け
ボーカルと楽器のそれぞれが主役の所と両方が主役の部分があり、それぞれを描き分ける
それぞれの主役の所は、しっかり主役を引き立たせる鳴り方をさせる。
視覚的な表現で言うと主役の時はしっかりと前に出てくるイメージです。
この時、他の人が脇役に回るという事ではなく、次の自分の番を考えてしっかりと存在感をアピールしています。
ボーカルと楽器の両方が主役の時、楽器の演奏を見せつつ、ボーカルも見せる、この絶妙なバランスと纏まりのある音が必要

感想:
上記のような鳴り方は残念ながら感じられませんでしたが、先程のバラードと同じくレトリーがノリよく歌っており、また明るくキレの良いエレキの音が心地よかったです。
全体的に音楽の土台となる中低域の厚みが不足しており、薄みになっていますがそれによって過度なコンプによる音圧感を軽減し、非常に聴きやすい音になっていました。
厚み不足の弊害としては、ボーカルの実体感がどうしても薄みでリズムが速い曲だと、ボーカル走り気味(這い上がり)になってしまい聴き取りにくい音に感じます。
厚み不足の分、スピード感の遅れが少なくキレが良かったので、アニソンとの相性は良い方だと思いました。


4曲目: どうぶつビスケッツ×PPP「ようこそジャパリパークへ」より『ようこそジャパリパークへ』
ようこそジャパリパーク

作品を知るのが遅く1話で視聴が止まっていますが、曲だけでも十分「わーい!すごーい!たーのしー!」を十分に楽しめる非常に凝った一曲です。
今年のオススメのアニソンはこの曲で行こうかと思います。

この曲のポイントは以下の通り、
・どうぶつビスケッツ×PPP達フレンズの描き分け
2組のユニットで総勢8人のキャラクターを引き立たせながら描き分ける。
・サバンナの壮大な草原を思わせるようなスケール感
・とにかく、「わーい!すごーい!たーのしー!」と感じさせる楽しさを感じさせる
皆が楽しく"歌っている"その情感(テーマパーク感)を感じさせる。

感想:
はじめのラッパの音からのドドドドドと迫ってくるような部分でのスケール感が薄めなのが気になりました。
次にゴリラの鳴き声のような「ウッホホホーホホ-」という音が入るのですが、この部分のリズム感、ノリが良く鳴っていました。
※鳴き声にはCuica(クィーカ)と呼ばれる楽器を使っているとのことです。
その後でギターがブリブリ言わせながらノリよく鳴る部分があるのですがここもキレやノリは悪くないのですがどうしても薄めで、物足りなさを感じてしまいます。
声の描き分けについては全体的に声が高めのキャラクターがよく歌っており、そのなかでもサーバルちゃんが最も良かったです。
後半の左右の前方に色んなキャラクターがパン振りされる部分はうまく描き分けされており、目の前に現れるような感じでした。
その分、真ん中の空間にいるキャラクター達が遠く平面的で混ざっているように聴こえたので、欲を言うと8人のキャラクターが目の間で歌ってほしかったです。
爽やかに、ノリ良く鳴っていたので楽しめましたが、もっと楽しさを引き出せると思いました。

余談1:
PPPってそのまま「ピーピーピー」と呼んでいましたが、正しくは「ペパプ」と読むのですね。
そして、「Penguins Performance Project」(ペンギンズパフォーマンスプロジェクト)の略称ということも後から知りました。
これは作品を見て本格的に学ばないとですね・・・。

余談2:
今回、作詞作曲編曲を手がけるのが大石昌良(オーイシマサヨシ)さんです。
この曲で知った方も多いかと思いますが、私としては最も印象的なのが、彼自身が歌うアニメ「月刊少女野崎くん」オープニングテーマの『君じゃなきゃダメみたい』です。
初めて聴いた時の印象は詩とメロディラインが妙に楽しさを感じさせるものでノリノリになって聴いていました。
なので、今回ようこそジャパリパークへの作詞作曲編曲、演奏者(ドラム以外の全て)で参加しているということを知り、妙に納得してしまいました。
ちなみにこの方はニコニコ生放送で弾き語りとかもやっているので興味を持たれた方は一度聴いてみることおすすめします。
ギター演奏、歌唱力共に素晴らしいです。なにより、演奏しながら歌っている時の表情が楽しそうなんです。
ご本人が歌う「ようこそジャパリパークへ弾き語りver.」も動画として投稿されているので必聴です!
さて、話がそれましたが、この方最近はアニソンの作曲だと知っている方も多いTom-H@ckさんとOxTというユニットを組んでいます。
アニメ「オーバーロード」のオープニングテーマ『Clattanoia』は印象的ですね。


5曲目: キャロル・マールス・ディーンハイム(CV:水瀬いのり) 「戦姫絶唱シンフォギアGXキャラクターソング8」より『殲琴・ダウルダブラ』
ダウルダヴラ

この曲のポイントは以下の通り、
・ゾクッとするような禍々しいボーカル
・スケール感と土台のしっかりとしたボーカルとバックコーラス
・深く圧を感じるサウンドステージ
・空間をぶっ叩いて震わすような低域表現
・混ざり、埋もれのない音
・スピード感、タイミングの合った音

感想:
声の厚み、張り、深みの部分が薄いのは他の曲を聴いても感じる共通部分ですが、今まで聴いてきたシステムの中で最も声の被り、混ざり、埋もれるということがありませんでした。
声の通り(抜け)が非常に良く、声の認識が非常にしやすかったです。そこに厚みや張りが出れば言うことなしの素晴らしさだったと思います。
また、抜けが良すぎると耳あたりが悪くなる場合が多いですが、ここのシステムでは耳障りがナチュラルでそういったこともありませんでした。
空間表現の部分で見ていくと、下の厚みがない分、こじんまりして聴こえます。なので、空間をぶっ叩いて震わすような感じは味わえませんでした。
そのせいか、バックコーラスの展開も甘めでボーカルとの奥域方向での距離感が近く、平面的に聴こえました。
スピード感、タイミングの点では中低域以降で制動しきれない、振り回されて他の帯域が遅れる(ずれる)ような所が有りました。
耳あたりを維持しながら抜群に声の通りが良いという点では、類を見ない凄みを感じましたがその分この曲の良さでもある凶悪な部分がキレイになってしまっていたのが惜しかったです。


6曲目: 中島愛「TRY UNITE!/Hello!」より『TRY UNITE! -Rasmeg Duo-』
TRY UNITE!Hello!

アニソンのjazzアレンジ「Platina Jazz」でお馴染みラスマス・フェイバーがプロデュースした一曲。
今回聴く曲はトラックの3曲目で、ピアノ演奏にラスマス・フェイバー自ら参加しています。
トラック1のTRY UNITE!とはガラリとイメージを変えてきます。
まめぐ(中島愛)の透き通りながらも時折高めの温度感を感じさせる情感のこもった声が心に染み渡ります。

感想:
今日聴いた曲の中でも最もボーカルの声質に合っており、これは歌っている!と感じられました。
ただし、ボリュームを上げすぎると、中高域がシュッとするピーク感が少しあるので美味しいボリュームで聴くことが大事だと思いました。
これは部屋の影響やスピーカのユニットの癖と考えられます。
声質に関してもう少し書くと、透き通り方、浸透力は高めな反面、温度感と深みが足りないのであともう一歩で目の前に現れて歌うような感じがでると思います。
ピアノに関しては、高い音の鍵盤のタッチする感じはとても良く、逆に低い音は薄めに聴こえました。


7曲目: 鈴木このみ「カオスシンドローム」より『カオスシンドローム』
カオスシンドローム

・感想
全く鳴らない時の田村ゆかりのFantastic futureと同じ印象を覚えました。
鳴らない時は以下の通り。
・音圧の高さが目立ち音全体にキツく聴こえる。刺さる。
・音数の多さに対して捌ききれず、ダマ感や混濁感がでる。
・ボーカルが引っ込み定位感が大きく損なわれる。
・上の帯域の速さについていけず、下の帯域がもたついたり膨らむ。
・平面的でサウンドステージが形成されない

今回最も相性の悪いボーカル、ソースだと思いました。
残念ながら1コーラス手前で再生を止めました。
鈴木このみの曲は現代アニソンにおける消化不良要素を多く満たしており、アニソンのテストソースとして非常に優秀なので、今回のこの一曲ぐっちょんさんのシステムはアニソンに特化されたものではないと思いました。
詳しくは最後の方で書きたいと思います。


ここからぐっちょんさんが選曲したソース。

8曲目: 765PRO ALLSTARS「M@STERPIECE」より『M@STERPIECE』
M@STERPIECE.jpg

略称「マスピ」
映画の劇中終盤、クライマックスの場面でのアリーナライブにおいての映像描写と合わせて聴くと最高に盛り上がる一曲。
765PRO ALLSTARSの歌声と、観客席にいるファンの歓声と拍手が重なり合う様はTitleに有るとおりの最高傑作にふさわしい一曲であり、熱気と感動を伝えさせる曲になっている。

この曲のポイントは以下の通り、
・キャラクターの描き分け
765PROのアイドルはどの子もキャラクターが引き立っており、声質(色)と表情が特徴的
・曲終了後の盛り上がり、臨場感
自然と拍手が出てしまうような感じ。

感想:
声の描き分けにおいては亜美と真美、伊織、美希、やよい、響の声が引き立っており、非常に通りが良かったです。
また、楽器としてはラッパの適度に乾いて固くなりすぎず、それでいて非常に抜けが良くキレも良かったので心地よかったです。
この点はtaxsisさんの掛けていたjazzでも同様によく感じられた部分で、jazzも合うシステムなのでは?と思いました。
その他の春香、千早、雪歩、あずさ、真、貴音は全体的に高めの声に聴こえて違和感を覚えました。
臨場感という点ではやはり低域が薄めなので盛り上がりに欠けると感じました。
そこで、もしやと思い試しにリスニングポジションから立ち上がり、その横や後ろで聴いてみました。
そうすると、多少ブーミーな低域は聴こえますが、低域に厚みが出てきて、曲にも臨場感が出てきました。
オーナーのぐっちょんさん曰く、6畳の部屋からこちらの8畳の部屋に移動してからセッティングは全然煮詰めていないとのことだったので、これはまだまだ改善の余地(伸びしろ)があると思いました。


9曲目: 千石撫子(CV:花澤香菜)「歌物語 -〈物語〉シリーズ主題歌集-」より『恋愛サーキュレーション』
歌物語 -〈物語〉シリーズ主題歌集

この曲のポイントは以下の通り、
・膨らみやすい打ち込みの低域の捌き具合
・声の質感とキャラクター
・打ち込みの色彩感

感想:
膨らみやすさ厚みが薄いことが良い方向で作用し、キレの良さと相まってある程度捌けています。
声の質感とキャラクターでは、花澤香菜のキャラ声、特に高めの声との相性が非常に良く撫子のキュートな感じが良く出ていました。
打ち込みについて音の粒が細かいのは良いですが、一音一音が細めで、色彩感も薄めに聴こえたのでもう少し太くカラフルになると更に良いと思います。


10-12曲目: 雪ノ下雪乃(CV.早見沙織)&由比ヶ浜結衣(CV.東山奈央)「エブリデイワールド」より
トラック1:エブリデイワールド
トラック2:エブリデイワールド -Ballade Arrange- (Yukino Solo Ver.)
トラック3:エブリデイワールド -Ballade Arrange- (Yui Solo Ver.)

エブリデイワールド

TVアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」エンディングテーマになります(今更感)

感想:
トラック1
はじめに雪ノ下雪乃(CV.早見沙織)についてはドライで高めの声に聴こえて違和感を覚えました。
Hello Aloneを歌っているときの彼女なら少し高めの声で歌っているので合っているかも。
次に由比ヶ浜結衣(CV.東山奈央)ですが、これはよく合っていました。
私が求める可愛さ、キュートな部分がよく出ています。
特に最初の「たのーしくてーちょおっと空虚」の所と二番の「はーしるよー息きーらしてー」の所が特に良かったです。
彼女の声は語尾の伸ばし方に特徴があるのでそこがよく出ていました。
曲全体としてはドラムの表現が乏しく、ボーカルが少し走り気味だったので纏まりが悪く聴こえましたが、最も好きな東山奈央の演じる由比ヶ浜結衣がイメージ通りに歌っていたので満足です。

トラック2とトラック3
それぞれのバラード曲になりますが、まず雪ノ下雪乃(CV.早見沙織)については上以上にドライに聴こえ、本来感じて欲しい切なさといった情感を感じる前に違和感が勝ってしまいました。
次に由比ヶ浜結衣(CV.東山奈央)ですが、先程と同様声質がよく出ており、これは良いと思った反面、この曲はマイクに息を吹きかけるような歌い方をしている(空気感多め)ので、トラック1よりも子音にピークを感じました。
この現象は最初の頃の拙宅や他の場所でも感じたことがあります。1つの要因としては一次反射のフラッターエコーの未対策です。
ぐっちょんさんの所も左右壁と天井の一次反射に位置する部分が未対策であり、部屋がライブになのもあり、今回の現象を引き起こしたのではと思いました。
2と3の共通部分として気になった所がボーカル以外の部分です。
どちらのバラード曲でスケール感のある曲作りがされており、特にサビから終わりにかけて3回のズドーンと深く広がりのある低域が入っています。
※3回目が最も深く、空間を震わしながら包み込んできます。
この点が、浅く弱く聴こえてしまい、曲の雰囲気が伝わってきませんでした。


13曲目: アニメTARI TARI「~歌ったり、奏でたり~」より『心の旋律』
61ViRlGyp1L.jpg

この曲のポイントは以下の通り、
「正面真ん中から左に女性3人[宮本来夏(CV:瀬戸麻沙美)、沖田紗羽(CV:早見沙織)、坂井和奏(CV:高垣彩陽)]、真ん中から右に男性2人[ウィーン(CV:花江夏樹)、田中大智(CV:島崎信長)]、背面にピアノの伴奏という構成になっている合唱曲で、ハーモニーを維持しつつ、全体のパートで歌っている時と各パートで歌っている時に誰が歌っているのか(キャラの個性を引き立てる)をしっかり判断出来るかどうか」
今回は更に付け足しで、個々のキャラクターを引き立たせる時に例えば和奏はやたら引き立つけど他二人が引っ込むのような、特定部分が強く他が弱いというバランスにならないように強すぎず、弱すぎず合唱としてのハーモニーを意識した丁度よいバランスを意識する。

感想:
リスニングポジションから聴くとピアノとボーカルの位置が不鮮明で、5人の位置がわかりにくいと感じましたが、声の音色としては大まかに5人の雰囲気を感じ取ることが出来ました。
声質としては、まず女性パートの三人についてですが瀬戸ちゃんの演じる来夏が最も引き立っており、はやみんが演じる紗羽と彩陽が演じる和奏では混ざりあってそれぞれを認識しにくかったです。合唱のパートとしては共に来夏よりも低いパートなので他の曲を聴いても感じる低域(厳密には中低域以降)の薄さが影響していると思いました。
同様に男性パートの二人については、花江君演じるウィーン、信長くん演じる大智共に低い部分の声が出ておらず、特に二番の男性パートから入る所で顕著に感じました。


彼から頂いた曲のセットリストがありますので、以下に記述します。
※曲順不同、部分的に補足を入れています

<アニソン>
マスターピース@アイマス
心の旋律@TARITARI
エブリデイワールド@俺ガイル続
イノセントフラワー@水瀬いのり
歌物語@物語シリーズ
神様のいたずら@中島愛
スウィート&スウィートチェリー@堀江由衣
Night And Day@花澤香菜
たからもの@夏目友人帳
ジブリSACD
- アシタカせっ記
- バロン
- ミステリアスワールド
- 動く城
Surgam identidem @まどマギ
- ユーフォ二期
- 北宇治四重奏第1番
- 響けユーフォニアム
- 三日月の舞

<クラシック>
ラフマニノフピアノ協奏曲2番
モーツァルトきらきら星変奏曲
チャイコフスキーバイオリン協奏曲
ベートーヴェンバイオリンソナタ春
JSバッハバイオリン協奏曲
チャイコフスキーピアノ協奏曲
モーツァルトレクイエム
サン=サーンス交響曲オルガン付き
サン=サーンス序奏とロンドカプリチオーソ
パガニーニバイオリン協奏曲


曲によるレビューはここまでにして、次にVenom-manと言えばケーブル!なので、Interconnectの聴き比べをしたレビューを簡単に書きたいと思います。
試聴曲は、私、taxsisさん、けいすさんでそれぞれ異なるので今回はトータルしての印象で纏めます。

~Venom-manセレクトInterconnect3種聴き比べ~

概要:
Venom-manことぐっちょんさんが持つInterconnect三種類の聴き比べを行いました。
そもそもVenom-manとは何かについてはご本人に聞いて下さい。
※Shunyata ResearchのInterconnectのみXLRなので厳密な比較ではないことをご承知の上お読み下さい。

ラインアップは以下の通り、

・Antares Helix XLR(以下、Antares)
shunyata_antares.jpg
(引用元:公式HP)
メーカー:Shunyata Research
位置付:元フラグシップ
価格:350000円 (1995USD)/1m
※円は代理店価格

・Origo
origo.jpg
(引用元:公式HP)
メーカー:Jorma Design
位置付:元セミフラグシップ
価格:680000円 (5250USD)/1m
※円は代理店価格


・Signature Audio 40(以下、Sig40)
Sig40.jpg
(引用元:公式HP)
メーカー:QED
位置付:フラグシップ
価格:64000円 (413USD)/1m
※円は代理店価格

※現行フラグシップ
・Anaconda Zitron Analog Interconnects
ASHUNZIANAIC10MR.jpg
(引用元:公式HP)
メーカー:Shunyata Research
位置付:フラグシップ
価格:3378USD/1m


・Statement
jromaflagship.jpg
(引用元:公式HP)
メーカー:Jorma Design
位置付:フラグシップ
価格:不明 (10000USD overと予想)/1m


「弩級SPケーブル3種聴き比べ」と同様のパラメータを使います。
パラメータ評価による比較は以下の通り、

<基本性能>
情報量 :Origo > Antares > Sig40
分解能 :Origo > Antares > Sig40
解像感 :Origo > Antares > Sig40
SN感  :Origo = Antares > Sig40
定位感 :Origo > Antares > Sig40
空間表現:Origo > Antares > Sig40
※主に広さ、立体空間

<その他性能>
ボーカル表現  :Antares > Origo > Sig40
明るさ(色彩的) :Sig40 > Antares > Origo
暗さ(色彩的)  :Origo > Antares > Sig40
コントロール力 :Antares > Sig40 > Origo
低域の締り   :Origo > Sig40 > Antares
低域の厚み   :Antares > Origo > Sig40
スピード感   :Origo > Sig40 > Antares
アタック感、張り:Sig40 > Origo > Antares
抜けの良さ   :Origo > Antares = Sig40
切れの良さ   :Sig40 > Origo > Antares
耳あたりの良さ :Antares > Origo > Sig40

<総合性能>
Origo > Antares > Sig40

曲を聴いての評価は以下の通り、
・Origo
3種類の中でも最も基本性能が高く、癖が少なかったため、一聴目のインパクトに欠けるがじっくり聴いてみるとその優等生ぶりが伺える感じでした。
おそらく長く聴いていて最も違和感が無いと思われます。この感じは拙宅にあるSP interfaceのSLM90Sを比較した時に似ていて、大きな違いとしては低域のクオリティとコントロール力にあります。
得意分野としては生楽器全般で、情報量を多く含みワイドレンジな曲に適していると思います。コントロール力が乏しいのでアニソンを聴く場合は、コントロールを得意とするStage iiiや現行のMITと組み合わせると良いと思います。
私としては癖の少なさ(違和感の無さ)が気に入ったのでOrigoの電源ケーブルを入れてみたい思いました。

・Antares
次に基本性能の高い位置づけにしたこちらのアンタレスですが、実際の所その差は思っていたより小さいです。
それだけこのケーブルも優秀ということになりますが、唯一気になったのがこのケーブルの音作りです。
Origoと比べてしまうとどうしてもこのケーブルの持つ音色、癖が気になってしまいます。
具体的には音に厚みが出る反面、温度感が乗ってしまい相性が出てしまう印象でした。
得意分野としては、生楽器だと弦楽器、ボーカルだとバラード調の女性ボーカルが良いと思いました。
アニソンを聴く場合は、三種類の中だと最もコントロール力があり、厚みもでるので良いバランスで楽しく聴けると思いました。

・Sig40
流石に価格差を感じましたが、その他の性能を見るとだいぶ奮闘していると思います。
一聴目のインパクトは三種類の中では最も感じやすいと思います。
具体的には音を前に飛ばして躍動する音で、勢いがあり明るく華やかです。
得意分野としては、Jazzが最も合っており特にラッパの吹き出しと抜けの良さはダントツでした。
しかし、他の楽器も聴いてみると勢い任させに飛ばしているだけで、肝心の質感は基本性能ゆえか爪が甘い(価格相応)だと思いました。
その後にOrigoへ戻したときが最もそれが分かりやすかったです。
アニソンとの相性としては基本性能と癖の強さの観点で合わないと思いました。

次に、恒例のぐっちょん邸の音ってどんな音なの?
について箇条書きで書いていこうと思います。

今回は、聴き始めから聴き終わりで結構音の印象が異なるのでその中間を取った印象で書いていこうと思います。
アニソンとクラシックを聴いた場合も反映させています。

良かった点:
・中高域以降が華やかで抜けがよく爽やか
・女性ボーカルの声の通りが抜群に良い
・空気感を漂わせる音像表現
・トランペットやサックスのようなラッパの吹き出し、質感、鮮度感の高さ
・楽器のキレの良さとリズム感のあるノリの良さ
・ナチュラルな耳あたりの良さ



気になった点:(今後改善するとより良くなりそうな所)
・空間表現の繋がり、特に奥域方向と左右方向
・音像の実体感(厚みや張り、深み)(定位も含む)
・全体的な厚み、特に中域から中低域が薄い
・部屋の不要な響を載せない自然な余韻の出方、消え方


まとめ:
今回、他の方から美音で優しい音と伺っていましたが、実際は明るめでフレッシュなキレと抜けの良さを感じる音でした。
本人曰く、普段と違う音だったということで原因として当日の気候(高温多湿)であることとPlayerにHorus NEO +αの1mを使っていたからだと仰っていました。
レビューでは触れていませんが、サイドウーファー特有の包まれる低域に関しては、私が持っていったソースでは残念ながら感じられず、どうしても奥域と左右の外側で作られるサウンドステージの繋がりに違和感を覚えてしまいました。
これは私が聴いたことのある他社のサイドウーファー付きのスピーカでも同様の印象を持っています。
個人的には非常に部屋と設置環境に敏感で、オーナー泣かせな気難しいスピーカだとこちらで聴いて改めてそう思いました。
それよりも良かったのはボーカルの声の通りです。特に水瀬いのりは他のどんなハイエンドなシステムよりも通りが良く、この通りの良さを維持しながら厚みや深みが出れば理想的だと思います。
難しいのがこの良い点にハマるボーカルの範囲が意外と狭いと感じた所です。ハマらないものは鈴木このみのようにただキツいだけのピーキーな鳴り方になっています。
ちなみに今回、相性がとても良かったのは以下の通りです。
水瀬いのり、中島愛、花澤香菜(キャラ声)、東山奈央(キャラ声)、どうぶつビスケッツ etc..

そして、訪問記恒例として、ぐっちょんさんが思う己の求める音(テーマ)について、
頂いた文章をそのまま以下に記述します。


「ぐっちょんさんが思う己の求める音(テーマ)」
機器の見た目にこだわる!
部屋として他のインテリアとの調和にこだわる!
オーディオ的な基本性能は、ほどほどに追及しつつ、音像系と音場系のバランスはどっちつかずのニュートラルを目指し、余韻は多めだけど、余韻の消え方を自然に、温度感はニュートラルだけど、ほんのり温もりを感じられるようなナチュラルで、柔らかく、耳あたりの良い感じを目指しています。 今後の目標は、声の下の方を出るようにして、演奏者の思いが伝わるような、心に響いてくれるような情熱感を出したいです。



全体のまとめ:
一行目の見た目について。これは部屋へ入って直ぐにわかりました。
スピーカや機器、家具が部屋との色の調和が取れており一体感があります。
この感じはkomugiさんのお宅へお邪魔した時の同じ印象です。
ぐっちょんさんの所は天然木を使ったスピーカや家具を基調に、機器はシルバーで統一しています。
音楽を聴く前に見とれてしまい只管写真を取っていました。(最後にギャラリーとして載せます)
今は音と生活を最優先に部屋を弄っていますが、最終的にはオーディオシステムと部屋との調和が取れた部屋を私も作っていきたいと思いました。
音に関してですが、今回は全体的に思ったことをストレートに書いていると思います。
それはひとえにアニソンを最近はメインで聴いていると、いつも伺っていたので自然とそこを意識した聴き方になっていたからです。
毎度訪問記は私の好みをベースに主観的に、最近は同じ曲を色んなところで聴いてその印象の違いを含めて書くようにしています。
こういった訪問記が書けるのは、訪問先のオーナー様の寛大な心あってこそのものです。
ですので、今後もこのスタンスを継続し色んなお宅を訪問し、文章として残していけたらと思います。
最後に、ぐっちょんさんには毎度好奇心を掻き立てられます。
何故なら、彼は1つのことに対して先ずは試してみよう、わからないなら調べてみようと非常に前向きでそして思い立ったら即実践しているからです。
この行動力は同じ趣味をするものとして、尊敬の念を抱くばかりです。
今年明けから落ち着いて音楽に浸っている拙宅ではありますが、これを気に改めて自分の求める音楽の形とは?と自分へ問いたいと思いまいした。
オフ以外でなく、普段の会話で常に良い刺激を与えてくれるぐっちょんさんへ感謝を申し上げると共に、更なる調和の取れたオーディオルーム、そして求める音を奏でるオーディオシステム実現を願い、本訪問記の結びとします。

・ブログ主撮影Venom-manの館

写真 2017-05-06 12 49 50
・正面から見たセレナーデ

写真 2017-05-06 13 05 16
・ペナイディオシンボル

写真 2017-05-06 12 56 43
・窓側から見たスピーカ

写真 2017-05-06 12 57 01
・窓側から見た配線像

写真 2017-05-06 14 57 55
・リスニングポジションから見た所

写真 2017-05-06 15 26 25
・昼過ぎの光景1

写真 2017-05-06 15 26 39
・昼過ぎの光景2

写真 2017-05-06 14 01 52
・昼過ぎの光景3

写真 2017-05-06 15 27 01
・昼過ぎのV70SE 1

写真 2017-05-06 15 30 25
・昼過ぎのV70SE 2

写真 2017-05-06 15 27 41
・ローアングルのセレナーデ

写真 2017-05-06 16 48 51
・おやつにマカロン

写真 2017-05-06 18 34 59
・夕暮のセレナーデ

おまけ:
写真 2017-05-07 8 34 48
けいすおじさま撮影

おしまい

現行MITについて~Interconnect編~

3月も間もなく終わりに近づいてますが、今月も何とか更新できました(汗)

当ブログでも数多く記事で扱っているMIT(Music Interface Technology)について一度纏めていきたいと思います。
Interconnect編とSpeaker Interface編の2つに分けて書いていきます。

ここではタイトルの通り、現行品として製品リストにあるもののみに限定して纏めます。
(一部ディスコン品も含む、Limited Productionは含まない)

まず、ラインナップとして以前書いた内容をより詳しくして紹介します。

MITのInterconnectは大きく3つのシリーズがあります。
①「StyleLine Series (Startedグレード)」

②『SL-Matrix Series (High Endグレード)』

③【Oracle Series (Referenceグレード)】



①「StyleLine Series (Startedグレード)」について
・価格帯(USD,1m):199~499USD[~799USD](約22000円~55000円[~89000円])
※1USD=111JPY
・モデル数:3[3]モデル
※[]内はXLRモデル

・StyleLine SL 3
StyleLine_SL_3_R_5196d9d3d68ba.jpg
StyleLine_SL_3_X_5644fd39430d3.jpg
(公式HPより)

Pole数: 3[4] Articulation Poles
価格: 199USD[299USD](約22000円[33000円])
 →+1m:30USD[45USD](約3300円[5000円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
  ※詳しくは『MIT Oracle MA Interconnect 導入記』に記載
 ・0.999999(8N?)純銅導体によるマルチゲージ構造 - 優れた導電性
  ※マルチゲージ構造:芯線に太さの異なる数種類の素線を練り合わせている
 ・最高品質のポリエチレン(PE)絶縁 - 非線形誘電体による歪みの低減
 ・金メッキメッキを施したプラグ - 確実な接続による、最良な信号伝送
 ・強固な二重シールド - 低レベルなディテールを改善するための優れたノイズ除去

・StyleLine SL 6
StyleLine_SL_6_R_5196da7cb533e.jpg
StyleLine_SL_6_X_5644fe7aa9309.jpg
(公式HPより)

Pole数: 6[7] Articulation Poles
価格: 299USD[599USD](約33000円[66000円])
 →+1m: 50USD[70USD](約5500円[7700円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・0.999999(8N?)純銅導体によるマルチゲージ構造 - 優れた導電性
 ・最高品質のポリエチレン(PE)絶縁 - 非線形誘電体による歪みの低減
 ・金メッキメッキを施したプラグ - 確実な接続による、最良な信号伝送
 ・強固な二重シールド - 低レベルなディテールを改善するための優れたノイズ除去

・StyleLine SL 8
StyleLine_SL_8_R_56eb396ee7749.jpg
StyleLine_SL_8_X_56eb3a81ae15f.jpg
(公式HPより)

Pole数: 8[9] Articulation Poles
価格: 499USD[799USD](約55000円[88000円])
 →+1m: 70USD[90USD](約7700円[10000円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・0.999999(8N?)純銅導体によるマルチゲージ構造 - 優れた導電性
 ・最高品質のポリエチレン(PE)絶縁 - 非線形誘電体による歪みの低減
 ・金メッキメッキを施したプラグ - 確実な接続による、最良な信号伝送
 ・強固な二重シールド - 低レベルなディテールを改善するための優れたノイズ除去


②『SL-Matrix Series (High Endグレード)』について
・価格帯(USD,1m):1299~4999USD[~5799USD](約145000円~556000円[~645000円])
※1USD=111JPY
・モデル数:3[3]モデル
※[]内はXLRモデル

・SL-Matrix 26
SL_Matrix_26_Aud_5265ad9a69dbc.jpg
SL_Matrix_26_RCA_5645010bf108b.jpg
(公式HPより)

Pole数: 26[27] Articulation Poles
価格: 1299USD[1599USD](約145000円[178000円])
 →+1m: 120USD[140USD](約13400円[15600円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Network System(interface)の小型化と低コスト化

以下、解説

SL-Matrix 39(Speaker Interface)とSL-Matrix 26(Interconnect)[バランス(XLR)とシングルエンド(RCA)]は、MITのネットワークシステムの小型化と改良を目的とした2年間におけるプロジェクトの成果です。
対になるシステムとして設計されたSL-Matrix 39(Speaker Interface)とSL-Matrix 26(Interconnect)は、全ての重要なミッドレンジオクターブに優れており、声や楽器のリアリティと自然さを高めます。
中間のCとA440Hzの間の重要な領域には特に注意が払われています。
この領域には、ほとんどのボーカルとソロ楽器の情報があります。
基本的な周波数と最初のいくつかの高調波が完全にバランスして出されるので、音楽と映画の両方を楽しむことができます。

MIT SL-Matrix 26(Interconnect)は、30年のMITのイノベーションを代表するもので、より手ごろな価格帯にまで絞り込まれています。

※中間のCとA(440Hz)の間の領域については『MIT Oracle MA Interconnect 導入記』内に記載のグラフCを参照

・SL-Matrix 36
SL_Matrix_36_Aud_5265b18711889.jpg
SL_Matrix_36_XLR_564501da79de8.jpg
(公式HPより)

Pole数: 36[37] Articulation Poles
価格: 2499USD[2999USD](約278000円[334000円])
 →+1m: 196USD[200USD](約21800円[22200円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
  ※接続する機器とのインピーダンスマッチング行う
 ・Network System(interface)の小型化と低コスト化

以下、解説

音符の基本周波数に対する倍音の相対的な強さは、各楽器に特有の音色を与えます。
SL-Matrix 70(Speaker Interface)とSL-Matrix 36(Interconnect)[バランス(XLR)とシングルエンド(RCA)]は、全ての洋楽(A4 = 440 Hz)の中心周波数を中心とする10の可聴オクターブで最適化されたArticulation Polesが特徴です。
SL-Matrix 70スピーカーインターフェイスとSL-Matrix 36オーディオインターフェイスは、音楽の物理学に応じて適切な割合で各オクターブに数多くの高調波を追加します。
複数の楽器が一緒に演奏されるとき、それぞれの正確な音色は、音楽の密度と質感を生み出し、ライブパフォーマンスでは簡単に聴こえるが、音楽システム(オーディオシステム)では再現するのが非常に難しい。
正確なバランスで少なくとも7つの高調波を再現することにより、各楽器の音色を完全に写実的に表現することができます。
最も高い周波数が正しい振幅と時間で整列されると、イメージングとサウンドステージの合図(キュー)が焦点に合って、録音設定と環境が空間に明確に描かれます。

SL-Matrix 70/36シリーズは、あなたの録音に存在する音楽をより多くのものにもたらす相乗的なペアリングとなるように一緒に設計されました。
「単なるケーブル」と比べると、楽器のより豊かでより密なテクスチャが聴こえ、適切にレイヤー化された表現(プレゼンテーション)が表示されます。

・SL-Matrix 50
SL_Matrix_50_Aud_5265b45613c0a.jpg
SL_Matrix_50_XLR_564a5b5b5df81.jpg
(公式HPより)

Pole数: 50[51] Articulation Poles
価格: 4999USD[5799USD](約556000円[645000円])
 →+1m: 220USD[300USD](約24500円[33400円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
 ・Network System(interface)の小型化と低コスト化

以下、解説

SL-Matrix 90(Speaker Interface)とSL-Matrix 50(Interconnect)[バランス(XLR)とシングルエンド(RCA)]は、ネットワーク内のArticulation Polesを追加し、各オクターブ内の音程を最適化し、高精細(HD)プレゼンテーションを実現します。
SL-Matrix 90(Speaker Interface)は、SL-Matrix50(Interconnect)と組み合わせることで、録音における音楽基盤の個々の構成要素の音色を維持するのに優れています。
- 打楽器とベース楽器
- あなたのシステムが基礎から楽器の正しいテクスチャを表示することを可能にする。

最も深い低域から中央のC領域までの調律を制御することにより、打楽器とベース楽器の自然な高調波は、基本音符と適切な関係に維持されます。
これにより、リズムセクションの音色とテクスチャが忠実に表現されます。
これらの非常に重要なテクスチャは、システムがサウンドステージ内の楽器のレイヤーを再現することを可能にします。
オーディオファイルによって追求されるハイエンドオーディオでの究極で最終のゲームです。

SL-Matrix 90(Speaker Interface)とSL-Matrix 50(Interconnect)を組み合わせると、全ての周波数で自然な応答が得られ、より写実的な音色になるだけでなく、録音場所の音響空間を正確に表現できます。
SL-Matrix 70/36シリーズは、画像間の奥行きと空間、空間のキューの非常に細かな解像度を示します。
サウンドステージはより広く、より深く、画像が存在する鮮やかな「空気」の感覚(空気感)が強くなります。

MIT SL-Matrix 90/50オーディオインターフェイスの組み合わせにより、あなたのシステムの真の芸術的なパフォーマンスが得られます。
「単なるケーブル」と比べて、自然な音色と音色のバランス、深いサウンド・ステージング、非常に詳細で分解された音のタペストリーと解像度を聴くことができます。


③【Oracle Series (Referenceグレード)】について
・価格帯(USD,1m):6999~19999USD[~21999USD](約779000円~2226000円[~2449000円])
※1USD=111JPY
・モデル数:4[4]モデル
※[]内はXLRモデル

・Oracle Matrix 50 Rev. 2
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Oracle_Matrix_50_56eb38c3b6930.jpg
(公式HPより)

Pole数: 50[53] Articulation Poles
価格: 6999USD[7999USD](約779000円[890000円])
 →+1m: 250USD[280USD](約27800円[31100円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
 ・Adjustable Articulation Response Module (A.A.R.M.)採用
  ※詳しくは『MIT Oracle Matrix 50 導入記』に記載
 ・“V” Configuration採用(特許取得済)
   - ケーブルをBOXの同方向(端)から出すことで、BOXを近くのラック(棚)や床に設置することが出来、それにより接続機器へのアクセスが容易になりました。 また、ケーブルへのストレインリリーフを実現しました。
    ストレインリリーフ:ケーブルとコンタクトの接続部に有害な力が加わらないように、コネクタ後端に取り付けケーブルを保持すること
    引用:アンフェノールジャパン 一般的なコネクタ用語集

以下、解説

Oracle Matrix 50(Interconnect)は、Oracle MA-Xインタコネクトと同様に、実績のある回路を適用されています。
これは、小型で軽量な筐体に収まるように設計され、これらの回路を小型化されたバージョンです。
このアプローチにより、MITはプレミアムサウンディングコンポーネントを提供し、リファレンスレベルのパフォーマンスを実現します。
これまでのようなパフォーマンスは、従来の3、4倍のコストでしか実現できませんでした。

受賞歴を誇るOracle Matrix 50を基盤に、Rev.2では、A.A.R.M.を追加し、比類のない適応性のあるパフォーマンスを実現します。
また、ストレインリリーフのための特許取得済みの“V” Configurationが標準装備されています。

・Oracle MA Rev.1
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Oracle_MA_Rev1__56eb37518671e.jpg
(公式HPより)

Pole数: 95[98] Articulation Poles
価格: 10999USD[12999USD](約1224000円[1447000円])
 →+1m: 300USD[400USD](約33400円[44500円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
 ・2C3D Technology採用
 ・“V” Configuration採用(特許取得済)

以下、解説

Oracle MAは、95[98]Articulation Polesを持つ更新されたネットワークを備えたRev.1として復活し、鮮やかな音色、自然で豊かなテクスチャーを生み出し、声や楽器の自然な音色を失わないようにします。
Oracle MA Rev.1は、ストレインリリーフを使用した簡単な設置のための特許取得済みの“V” Configurationになっています。

※補足:拙宅で導入しているOracle MAの復刻版。68 Articulation Polesから95 Articulation Polesを実現するネットワークに更新されている。その他にAARMやVconfも採用されている。

・Oracle MA-X Rev. 3
Oracle_MA_X_Rev__56eb3813111ae.jpg
Oracle_MA_X_Rev__56eb37d8aa5a9.jpg
(公式HPより)

Pole数: 100[103] Articulation Poles
価格: 15999USD[17999USD](約1781000円[2003000円])
 →+1m: 500USD[600USD](約55600円[66800円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
 ・Adjustable Articulation Response Module (A.A.R.M.)採用
 ・“V” Configuration採用(特許取得済)
 ・2C3D Technology採用
   - 堅実なサウンドステージと優れたイメージが強化されます。

 ・SIT(Stable Image Technology)採用
   - 消費電力量に関係なく、サウンドステージが適切な寸法比を維持することを保証します。

 ・JFA(Jitter Free Analog)採用
   - 音量の関係なく、正確な位置と明瞭さを備えた黒い背景を設定します。

以下、解説

Oracle MA-X Rev.3は、テクスチャ、ティンバー(音色)、ハーモニクス(倍音)を追加した調整可能なArticulationの前身に基づいており、OracleのSpeaker Interfaceを完全に補完します。
Rev.3では、現在、100[103] Articulation Polesを持っています。
音色は一層充実しており、より豊かで、より自然なものになりました。
全ての声とインストゥルメントは、ノイズのない背景に「塗装」され、さらにダイナミックレンジを広げた堅実さを残す大きく実物のようなサウンドステージで描かれます。

・Oracle MA-X SHD
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Oracle_MA_X_SHD__525f386249975.jpg
(公式HPより)

Pole数: 110[113] Articulation Poles
価格: 19999USD[21999USD](約2226000円[2449000円])
 →+1m: 600USD[700USD](約66800円[77900円])
特徴と利点:
 ・Multipole Technology採用
 ・Adjustable Impedance Selector(Low(5-50kΩ),Mid(40-100kΩ,High(90kΩ&Up)))
 ・2種類のAdjustable Articulation Response Module (A.A.R.M.)採用
  - Mid-High Articulation(-2,-1,0,+1,+2)、Low Frequency Articulation(Out or In)
 ・“V” Configuration採用(特許取得済)
 ・2C3D Technology採用
 ・SIT(Stable Image Technology)採用
 ・JFA(Jitter Free Analog)採用

以下、解説

Oracle MA-X SHD(Interconnect)は、次世代の完全調整可能なArticulation・Audio・Interfaceです。
SHD(Interconnect)は、Oracle Matrix SHDシリーズのSpeaker Interfaceと組み合わせて設計されており、最高110 Articulation Polesを使用しています。
110 Articulation Polesでは、音色は充実しており、より豊かで、より自然、テクスチャは厚く緻密なので、声や楽器の自然な音色を失わないようにします。
全ての声と楽器は、ノイズのない背景に「塗装」され、大きな3次元的なサウンドステージ内に描かれ、より大きなダイナミックレンジで堅固なサウンドが残っています。
SHD(Interconnect)では、2つの独自仕様に基づく画期的な改良により、堅固なサウンドステージと優れたイメージの特異性が再び強化されました。

録音から再生まで、オーディオ信号の完全性を維持するためには、MITが「保護の連鎖(chain of custody)」と呼ぶものを調べる必要があります。
これには、元のマスターレコーディングフォーマット、音源がどのようにミックスされ、マスターされたか、そしてエンドユーザーが再生に使用しているフォーマットなどの要因によって発生する可聴の詳細が含まれます。
interconnect interfaceは、再生システムの最も初期の接続点から音楽信号を転送するので、保護の連鎖において重要な役割を果たします。

シグナルチェーンの初期段階で使用されるinterfaceの適切な設計は特に困難です。
機器メーカーはしばしばそれらに固有の入出力インピーダンスを使用し、対応するインピーダンスを考慮することなく、コンポーネントを信号チェーンに挿入することができます。

非線形性の原因として、システム構築の「ミキシング・アンド・マッチング」プロセスによって、コンポーネントを選択してあるコンポーネントまたは別のコンポーネントにおける可聴の欠点を補うためにコンポーネントを選択し、それによってシステム全体の保護の連鎖を損なうことで、オーディオファイルをシステムに "EQ-ing"させることができます。

MITのエンジニアは、打楽器やベースの楽器で作られた基盤上に、あらゆる曲が形成されていることを理解しています。
当社の新しいSHD(Interconnect)は、低域を制御し、適切に接続するように機能します。
SHD(Interconnect)を使用すると、通常録音されている最低域より遥かに低い10Hzまで、システムを明瞭にすることができます。
このオーディオスペクトルの最も低い領域は、MITまた他社のInterconnectによって以前に対処されなかった領域です。

SHD(Interconnect)は、打楽器とベースの楽器の録音、それの音楽基盤個々の構成要素の音色を維持することに優れています。
これにより、システムは基礎から楽器の正しいのテクスチャを表示できます。
真ん中のC領域を越えて10HzからのArticulationをコントロールすることにより、打楽器とベースの楽器の自然な高調波は、基本的な音符と元々適切な関係に維持されます。
これにより、リズムセクションの音色とテクスチャが忠実に全体として表現されます。

これらの非常に重要なテクスチャは、システムがサウンドステージ内の楽器のレイヤーを再現することを可能にします。
サウンドステージの基礎がSHD技術によって適切に形成されると、より高い周波数の情報がこの空間内のしっかりとしたイメージを塗りつぶして停止させることができます。
SHDを使用すると、低音符でも指向的になり、生き生きとした様式や内臓的な様式で演奏を演出します。

15個の追加されたArticulation Polesによる追加の制御により、SHD(Interconnect)はボトムアップからティンバーの精度を中央のC領域まで上げます。
SHD Technologyは完璧かつ常に制御可能で、音楽のテクスチャを再現するために、情報の最も細かいスレッドを素早く転送し、ライブパフォーマンスで聴くことができる詳細を明らかにします。
録音会場の周囲の天井、壁、ステージフロアからの繊細な周囲の反射を維持することにより、SHD Technologyは今まで考えられなかった最も自然で魅力的なリスニング体験を提供することができます。

新しいSHD(Interconnect)には、二重のArticulation制御があります。
従来のA.A.R.M.(Adjustable Articulation Control Module)を使用することで、部屋の状況や機器の変更、ソフトウェアの選択の難しさを調整することができます。
録音には本当に好きな素晴らしいコンテンツが収録されている場合がありますが、録音の欠陥は非常に大きいので、追加のArticulationがこれらの欠陥を悪化させるように作用します。
この場合、Articulationノブを「ダイヤルダウン」にします。

ここまで

ざーっと訳しながら、書いていて思ったのが、音を画像で使われる言葉で表現されてる所が多く、私自身理解できてない部分が多々あるなぁと思いました。
なるべく、わかるような言い回しにするため、単語辞書や熟語を調べながら訳しましたが、よくわからないよ!という方は正常だと思います!(所々文法的におかしい部分もあるし)
今回の記事は、今後もう少し英訳の勉強を進めていきながら随時手直ししていこうと思います。

一通り読むのが大変だなぁと思う方ように、早見表を作りましたので以下をご覧いただければ。
※クリックして拡大表示推奨
早見表_02


未だに、現行で販売しているOracleシリーズへの興味は尽きませんが、定価ベースでの値段を見るとあまりに現実味が無いですね。(これで代理店が付いたりしたら、もっと現実味がなくなりそうな。そもそもOracleシリーズは取り扱わないと思いますが。)

Oracle MAとOracle Matrix 50を使っている私としては、コレで十分と言いたかったですがexorion氏が2ペア所持するOracle MA-X Rev. 2をうちで試聴してしまっているのでそう言えないのが辛い所です。
最後に各導入記、試聴記については以下にリンクを貼ります。

・MIT Oracle Matrix 50 Interconnect 導入記
ファイル 2016-11-27 14 26 53
(当ブログより)

・MIT Oracle MA Interconnect 導入記
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(当ブログより)

・MIT Oracle MA-X Rev.2 Interconnect 試聴記
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(当ブログより)

次回は、Speaker Interface編になります!

exaSound PlayPoint 導入記

昨年末に注文し、2月上旬に導入したNetwork Audio Player(Bridge)についての導入記になります。
導入したものは「exaSound PlayPoint」になります。

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・PlayPointの外見1(撮影者:ブログ主)

導入の経緯としては、
システム完成に関する記事「Fundamental RM10 - ゆかりん、ざーさん、いのすけシステム完成!」より、
『再現性向上を考えてネットワークブリッジを導入する。』
今後の予定にあげたものから、第一弾として導入したものになります。

フジヤエービック経由で代理店であるエミライから購入しました。

早速、概要に移りたいと思います。

【概要】
まず、製品の特徴を国内HPから引用したものを以下に示します。

・海外で話題のソフトウェア「Roon」に対応するほか,PlayPoint1台でUPnPを含む複数のネットワークオーディオ用プロトコルに対応

・USB Audio Class 2.0を利用せず、独自のUSBオーディオプロトコルを使用することで,通常のアシンクロナスUSB接続の限界を超えるジッターの抑制とUSB伝送のタイミングエラーの抑制を可能とするZeroJitterテクノロジー搭載

・4-wayボリューム・シンクロ機能(8chを個別に音量制御できる機能)を搭載するほか,USB DACを直接制御することでデータ欠落を防ぎながら音量調整を可能としたZeroResolutionLossテクノロジー搭載

・インターフェース部からDAC部に至るまでの間でソフトウェア的な処理は一切行わず,入力された信号をそのままDACチップへと伝送するENclusiv?テクノロジー搭載

・ステレオ,マルチchを問わず現存するあらゆるハイレゾ音源に対応
  - DSD64, DSD128, DSD256(28MHz)までのDSDデータ(ステレオおよびマルチch)
  - 1kHz / 16bit から 384kHz / 32bit までのPCMデータ(ステレオおよびマルチch)

・DSD256データのストリーミング再生をサポート(HQPlayer NAA,JRiver,MPD,MinimServer,Twonky,Asset UPnP使用時)

・ Wi-Fiおよびギガビットイーサ対応のネットワークによるマルチチャンネル再生に対応

・タッチパネル型カラー液晶採用でシンプルかつ柔軟な操作性を実現

・ノイズ源を徹底して排除するためWi-Fi機能を排した日本限定モデルも販売

※今回私が導入したのはWi-Fi機能を搭載した標準モデルになります。

PlayPointに搭載された技術解説を以下に示します。(公式HPより)

ZeroJitter Technology
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ZeroJitterテクノロジーはPlayPointとexaSound製DACとをUSB接続した際に有効となる、exaSound独自の技術です。
exaSoundの専用ドライバーはUSB Audio Class 2.0を利用せず、独自のUSBオーディオプロトコルを使用しています。
自社開発のUSBドライバーソフトウェアとUSBインターフェース基板のファームウェアを有するからこそ実現した、従来のUSB Audio Class 2.0規格の限界をブレーク・スルーするテクノロジーです。
ZeroJitterテクノロジーにより、通常のアシンクロナスUSB接続の限界を超えるジッターの抑制とUSB伝送のタイミングエラーの抑制を可能としています。


GalvanicInfinity Technology
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GalvanicInfinityテクノロジーはexaSound製DAC全てに搭載されているコンピューター起因のノイズを抑制する技術です。PlayPointはソフトウェア処理のうえでもこの思想を発展させ、ジッターや信号の遅延を抑制するための特殊な伝送方式を採用しています。


ZeroResolutionLoss Technology
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ES9018Sは疑いようもなく素晴らしい性能を有するDACチップであり、事実、exaSoundはこのDACチップと出会い、たちまち虜になりました。
しかし、exaSoundはこのDACチップの真価を発揮させるには並大抵の努力では足りないこともまた理解していました。
exaSoundでは、ES9018Sの真の性能を発揮させるべく、回路設計、ファームウェア開発、ドライバーソフトウェア開発と多岐にわたり検証を重ねてきました。
ZeroResolutionLossテクノロジーは独自のボリューム調整機能により音楽信号を常に0dBFSで出力するよう調整されており、DACチップの直前まで一切の信号の欠落を許さない仕様になっています。
また、PlayPointは、exaSound製DACとの組み合わせにおいて、プレイポイントのタッチパネルスクリーンであっても、IRリモコン経由であっても、DACのフロントパネルのボタンであっても、そしてiPad上のアプリケーションであっても、常にZeroResolutionLossテクノロジーによるボリュームシンクロ機能が有効になります。


ENclusiv Technology
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ENclusivテクノロジーは、32bit/384kHzまでのPCMや12.288MHzまでのDSDといったハイレゾ音源を含む、既存のあらゆるデジタル音源に対して、一切の加工をせずビット・パーフェクトな状態でDACチップへ信号を伝送することを可能とする技術です。
インターフェース部からDAC部に至るまでの間でソフトウェア的な処理は一切行わず、入力された信号をそのままDACチップへと伝送することで、音楽データの真の姿を再現します。
結果的に、PlayPointはHQPlayerなどでの音楽データのポスト・プロセッシングによる音質変化を最も感じやすい製品としても機能します。


【使い方】
使用方法について書く前に。
「Roon」とは、何か?
roon-logo-470x253.png


ライブラリ統合型の再生ソフトです。
ソフト自体は買い切りではなく、以下の二通りの契約プランがあります。
・1年契約(119USD)
・永年契約(499USD)

私はお試しも兼ねて1年契約で使用しています。
詳細な情報については以下を参照すると良いと思います。
クラウド/ローカルをシームレスにつなぐ“総合音楽鑑賞プレーヤーソフト”「Roon」の魔法とは?

次に「Roon」の基本構成について、
roon.jpg

Roonは大きく分けて3つの構成から成ります。
・Control: 画面の操作(選曲)

・Core: ライブラリ管理と音源の読み込み

・Output: データを機器に送る
 ※例:USB DAC

それぞれの詳細な説明についてわかりやすく説明している記事は以下になります。
話題の音楽再生ソフト「Roon」は音も良い? RoonReady機器でネットワーク再生を検証

それでは、PlayPointの使い方について書いていきます。
以下の6通りの使用が出来ます。

1:Roon Ready プレーヤー
2:Roon Server
3:Network Audio Adapter for HQPlayer
4:UPnP/OpenHome プレーヤー
5:MPD プレーヤー
6:AirPlay プレーヤー

当方では主に1~3での使用方法について書いていこうと思います。
また、それぞれ拙宅のシステムで利用した場合の例を図で示します。

1:Roon Ready プレーヤー
この使い方では、Roon Serverが起動しているPCまたはNASに接続されます。
また、ネットワークの設定は不要で、データはビットパーフェクトな状態でDACに伝送することが出来ます。
ネットワーク経由で接続されたPlayPointがRoonにおけるOutput(=RoonReady)の役目をし、PlayPointには同社製のUSB DAC(e20mk3)を接続します。

スライド1
・PlayPointをRoon Ready プレーヤーとして使った際の構成図(作成者:ブログ主)

・Control: Roon Remote Appを入れたiPadまたはiPhone
・Core: Roon1.3を入れたPC
Output(=RoonReady): PlayPoint(有線)
・Storage: NAS
・DAC: exaSound e20mk3

2:Roon Server
ネットワーク経由で接続されたPlayPointがRoonにおけるCore + Output(=RoonServer)の役目をし、PlayPointには同社製のUSB DAC(e20mk3)を接続します。
この構成が最もシンプルかつ最短経路でデータ伝送を行うことが出来ます。
StorageにはNASまたはUSB接続された外付けHDD等を用います。
現在の最新のFirmware(Version.12)ではRoon1.3に対応しています。

ファイル 2017-02-19 14 17 52
・Roon Serverがインストールされた状態
※画像はFirmwareをアップデートする前なのでRoon 1.2がインストールされている。

スライド2
・PlayPointをRoonServerとして使った際の構成図(作成者:ブログ主)

・Control: Roon Remote Appを入れたiPadまたはiPhone
Core + Output(=RoonSrver): 最新のFirmwareを適応させたPlayPoint(有線)
・Storage: NAS
・DAC: exaSound e20mk3

3:Network Audio Adapter for HQPlayer
PlayPointはSignalyst HQPlayerのNetwork Audio Adapter (NAA)プロトコルに対応しています。
本機能によって、HQPlayer側でアップサンプリング・アップコンバージョン処理を行った後、演算済みデータをネットワーク経由でPlayPointに送ることが可能になります。

スライド3
・PlayPointでNAAを使った際の構成図(作成者:ブログ主)

・Control: Roon Remote Appを入れたiPadまたはiPhone
Core: Roon1.3とHQPlayerを入れたPC
※RoonでネットワークデバイスにHQPlayerを選択。
※HQPlayerでNAAを選択、デフォルトのデバイスはPlayPointを選択。
・Output: PlayPoint(有線)
・Storage: NAS
・DAC: exaSound e20mk3

それぞれの詳しい使い方ついては公式HP下部にクイックスタートガイドが用意されていますでのそちらを参照して下さい。
公式HPはこちら__


【外見】
ケースは持ち運べるように、上部に持ち手が付いています。
DACのケースよりもコンパクトになっています。
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・ケース外観(撮影者:ブログ主)

ケースを開けるとビニール袋に本体、それとは別にマニュアルが入っています。
また、右上の白い箱にはWi-Fi用のアンテナ、ACアダプタ、LANケーブルが入っています。
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・ケースの中身(撮影者:ブログ主)

背面を見ると、左右にWi-Fi用のアンテナを取り付ける場所、USB2.0と3.0のポートが二箇所、LANポートが付いています。
電源の入力は12V3Aとなっています。
※HDMIについては現状使用されていません。
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・背面(公式HPより)


【使用感】
家のホームネットワークに追加するだけなので複雑な設定は要らず、基本的にはPlayPointにLANケーブルを指すだけで使用可能です。
その後は聴くスタイルに合わせて、PlayPointの使い方を選択します。
正面のタッチパネルでの操作は非常に滑らか、UIも分かりやすく、直感的に操作することが出来ます。
暫く、正面のタッチパネルの操作がないと自動消灯してくれます。(便利)


【レビュー】
当方では、使用方法で述べた"3"の使い方が最も良好な結果を得られたのでレビューではこの方法を使った場合について書きます。

スライド3
・PlayPointでNAAを使った際の構成図(作成者:ブログ主)

・Control: Roon Remote Appを入れたiPadまたはiPhone
・Core: Roon1.3とHQPlayerを入れたPC
※RoonでネットワークデバイスにHQPlayerを選択。
※HQPlayerでNAAを選択、デフォルトのデバイスはPlayPointを選択。
・Output: PlayPoint(有線)
・Storage: NAS
・DAC: exaSound e20mk3
※PlayPointとDACをUSB接続

HQPlayer側で行うディザー,アップコンバージョンの処理について、

使用するリサンプリング・フィルターは聴くソースに合わせて最も良好な結果を得られたものを使用。
ディザーについても同様。

聴くソースは以下のようにアップコンバート。
PCM:
44.1 kHz → 88.2 kHz
48 kHz → 96 kHz
88.2 kHz、96kHz はコンバートせず。
それ以上のソースは無し。

DSD:
DSD64,128,256はネイティブ

レビューではPlayPoint導入前のシステムと比較します。

導入前のシステムを以下に示します。
・Control: Roon Remote Appを入れたiPadまたはiPhone
・Core+Output: Roon1.3とHQPlayerを入れたPC
※RoonでネットワークデバイスにHQPlayerを選択。
・Storage: NAS
・DAC: exaSound e20mk3
※PCとDACをUSB接続

導入前:
PCはオーディオシステムにおけるノイズ源でしかないという意見があります。
音の影響としては、
・サウンドステージが平面的(立体感が無い)
・音が荒い(ピーク感、耳あたりが悪い)
・そもそもの情報量が少ない
・定位が曖昧

等があり、オーディオ機器として向いていないのでは?と思っている方も多いかと思われます。
私が使用しているPCはファンレス低電圧駆動のものを選んでおり、専用の電源を使って動かしています。
また、OSを最適化するソフトやリアルタイムでのキャリブレーションを行うソフトによりオーディオに適したものにしています。
そのお陰か、導入前から大きな不満はありませんでした。
色々試していく中で、PCでもある程度煮詰めていくことでそういった悪影響を抑えることは可能と思っています。


導入後:
それでは、PlayPointを導入して、前と比較して感じた部分を列挙していきます。

・サウンドステージの範囲が広くなる
・左右だけでなく、奥域方向が深く、上下方向の広がりが感じられる
・音像同士の前後感が分かりやすくなり、立体感が出る
・厚みを維持しつつ、音像の輪郭がより明瞭に、膨らまず定位する
・声色の違いがはっきり出る
・基本性能の向上(主に情報量、解像感)

思った以上に、差が大きく導入当初は戸惑いました。
現状大きなマイナス点は見つからず、思った通りの音質的向上を得られました。

今回、何故ソフトの接点を増やしてでもこの使用方法選んだかについて、
1:Roon Ready プレーヤー
2:Roon Server
3:Network Audio Adapter for HQPlayer

・性能毎で比較すると以下の通り、
情報量:   2 > 1 = 3
解像感:   2 = 3 > 1
空間表現:  3 > 1 > 2
定位感:   3 > 1 > 2
耳当たり:  3 > 1 = 2

構成をシンプルにした方が、聴覚上の情報量や解像感と言った部分が3での使用方法と比べると良いと言う結果になりましたが、音が薄く立体感に乏しい音に聴こえます。
また、いつもの音量で聴いていると聴き疲れが起きます。刺さるほどのキツさではありませんが、コンプ音特有のピーク感が耳を圧迫する感じがします。
私の中での再現性の向上とは音の立体感、生々しさ特有の耳あたりの良さ(破綻の無さ)が必要になってきます。
なので、その要素を持ちつつ、オーディオ的な性能を十分保持出来る組み合わせとして"3"の使用方法を選びました。
※利便性の観点からは、1~3の使い方の何れでも大きな差がありませんでした。

【まとめ】
昨年のシステム完成記事より、今後の予定(展望)で書いた通りの『再現性向上』に繋がったと思います。
1月に訪問したavcat O氏邸訪問で行った上流機器の聴き比べでも感じましたが、システム全体への影響力は自身のシステムでも大きな違いを感じる事ができました。
Roon + HQPlayer + PlayPointによるネットワークオーディオの形は、利便性が高く、再現性の高い再生が出来るようになりました。
今後も予定(展望)通りシステムを煮詰めていこうと思います。

【ギャラリー】
ファイル 2017-02-19 14 18 03
・導入当初1(撮影者:ブログ主)

ファイル 2017-02-19 14 18 20
・導入当初2(撮影者:ブログ主)

ファイル 2017-02-19 14 18 40
・現在2(撮影者:ブログ主)
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